第53話 奥州平泉。(2)
よーし、せっかく海のそばだから 奮発しようと寿司屋に入ったらこれが最悪で、 チェーン店丸出しの味も素っ気もない店だった。 すべてのチェーン店が、というわけではないけれど 心がまったく入っていなくて、 システムばかりで …
よーし、せっかく海のそばだから 奮発しようと寿司屋に入ったらこれが最悪で、 チェーン店丸出しの味も素っ気もない店だった。 すべてのチェーン店が、というわけではないけれど 心がまったく入っていなくて、 システムばかりで …
この本の仕事だけに集中できたら どんなにすばらしいだろう。 と、愚痴のひとつもこぼしたくなる兼務ぶりなのである。 ところがこれもいいように使えることもある。 締め切りの恐怖に震える9月13日。 イベントの仕事で岩手ま …
健康? カンタン? 和食? うーん、どれもありきたりだ。 こういったときよく使う秘密の作戦をコッソリ教えちゃおう。 “3大○○で攻略する”だ。 ○○の部分を考えるとあら不思議、いい企画になるじゃない。 ビジネスシーン …
「家のみへの招待状」という ひとりの休日を充実した1日にしようという企画で ずっと決まらなかったのが料理だった。 料理をやったことがない人でもつくれて、 しかもお店以上のもの味わえるというメニューのレシピを掲載したい …
デカイ特集ではなく、 総花的につくろうとした理由にはいくつかある。 まずは昭和40年の男に絞り込んだ雑誌が 通用するのかどうかを試したいというところが大きい。 たとえば、京都で組むとしよう。 「この歳だから楽しめる京 …
最近の成功している雑誌のトレンドとして 特集がデカイということは、 みなさんもご存知のとおりだ。 ほとんど1冊が特集で構成されているのがソレで、 仏像とか落語とか京都とかっていうアレである。 昭和40年男も定期創刊が決ま …
この日、さんざん格闘した末に ヒーローを頭に持っていることを決定した。 もう後戻りはしない。 間髪入れず、そのまま「10年後の自分計画」企画へと 流れ込ませることも決めた。 特集前の巻頭に埼玉西武ライオンズ・渡辺久信 …
あわせて本全体のバランスも考えていく。 特集のサイズ(ページ数)やメッセージの量という考え方をしていくのだが この作業はすごく算数的な考え方になる。 以前、とあるミュージシャンのインタビューで 「作詞はすごく数学的に …
9月1日。 この時点での発売予定日は10月14日なので、 実質あと1ヶ月で仕上げなければならない。 焦りながらも、この日はじっくりと台割表を 完成に近づけていく1日にした。 この日まで巻頭特集を “ヒーロー” でいくか …
発売日である10月29日には 書店を7店まわり、編集長の名刺を出してご挨拶。 「どうぞよろしくおねがいします」 笑顔を振りまきながら、熱意を伝えるのが今日のお仕事だ。 零細出版社の編集長はなんでもやるのだよ。 うれし …
菊池投手をみごと引き当てて 満面の笑顔を披露したのはつい最近の話だよね。 でもこの時点では、ペナントレースまっただ中で 楽天との3位争いという様相を呈していた。 取材日の 8月26日は楽天を迎えての3連戦の中日で、 前日 …
五十日でもないのにえらい渋滞で、 約束のギリギリで西武球場に滑り込んだ。 ライター石井は何度も来ているとのことだが、 俺はここに来るのは初めて。 新旧後楽園、神宮球場、横浜球場、 そうそう、かつてロッテの本拠地だった 東 …
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