第64話 中森明菜さんにふられた。(1)
実はかなり早い段階から 巻頭企画の“タメ年のスゴいヤツ”に対して “タメ年のイイオンナ”というタイトルの巻末読み物を企画していた。 そして中森明菜さんに白羽の矢を立て交渉を続けてきたが、 ツアー中でどうにも時間が取れ …
実はかなり早い段階から 巻頭企画の“タメ年のスゴいヤツ”に対して “タメ年のイイオンナ”というタイトルの巻末読み物を企画していた。 そして中森明菜さんに白羽の矢を立て交渉を続けてきたが、 ツアー中でどうにも時間が取れ …
ということで、締切の延期を決めたのと同時に 早速“昭和40年男”タイトルロゴの直しをデザイナーに指示した。 「ちょっとノスタルジックに振りすぎているから、もう少しだけ戻して」 このもう少しを伝えるのが難しい。 たとえば○ …
9月ももうすぐ終わる。 ガイドラインと方向性はほぼ完成したものの、 遅れが出ている企画もチラホラ。 この時点で14日発売の延期は決定しているものの、 ごく一部の人間にしか知らせていない。 10月5日を編集作業の最終日 …
11月24日、大安の本日、 昭和40年男の第2号発刊が決定しました。 パチパチパチ。 いやー、熱い声援に応えるカタチでの決断に踏み切ったものの、 前途に不安がないわけではない。 なんといってもこの不況下である。 とくに4 …
「出直してきます」 もうこれ以上ここにいても 戦局は悪化する一方だろうと思い、席を立った。 他の取次さんもほぼ同じような反応で、 またしても俺の取次交渉は失敗に終わった。 この日、スゲエ落ち込んだものの、 言われたこ …
つうことで本題に戻ろう。 「昭和40年生まれに限定しようと思うんですよ。 私は25歳からの、とか40歳からの、とかにすごく抵抗あって。 なんだかリアリティを全然感じなかったから ズバリいくべきじゃないかなと。 いった …
データ武装に対して感覚論は不利な闘いだ。 ましてやいつも、類似誌が存在しない企画ばかりで交渉するのだから。 すると 「それは○○と似た方向性ですよね。ちなみに…」 とパソコンをカチャカチャ。 「あー、ダメですね」 と …
ひどいセリフを浴びせられたことがある。 「やめましょうよ、そんな本は」 こちらは当たると思って企画して、 支持されることに恥じないできにしようとするから 情熱を込めてがんばるのである。 それを一生懸命に説明をしても …
出版業界は取次(とりつぎ)と呼ばれる 問屋さんによって守られている。 うちのような小さな出版社も 大出版社もみんなみんなお世話になっている。 俺はこの取次が大の苦手である。 簡単な話にすると、出版物の発行部数はここが …
この男とは料理に対する姿勢がシンクロする。 これまでずいぶんと料理談義に花を咲かしたものである。 この打合せと称した場もトマトソースと出汁の話で盛り上がり、 やがて仕事の打ち合わせからいつもの料理談義になった。 そう …
知り合いの寿司職人に “家呑みへの招待状”の つまみのページを託すことにした。 以前にも触れた「2大ベースで攻略する」 というあの企画である。 赤坂の寿司屋で知り合って以来、 ずいぶんと深い付き合いをさせてもらってい …
果たして将来、 平泉が世界遺産に登録され 年がら年中観光客であふれかえって、 今回のようなゆったりとした旅ができなくなったら悲しいな。 でもこれは地元で生きる人にとっては、死活問題である。 飲食店や物産店などの商売を …
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