第43話 渡辺久信監督、いきますっ(5)

 
五十日でもないのにえらい渋滞で、
約束のギリギリで西武球場に滑り込んだ。
ライター石井は何度も来ているとのことだが、
俺はここに来るのは始めて。
新旧後楽園、神宮球場、横浜球場、
そうそう、かつてロッテの本局地だった
東京スタジアムあたりが行ったことのある球場で、
一度行ってみたいのがやっぱり甲子園だね。
いつか、夏の高校野球を全部見るのが
ささやかな夢だったりする。

さあ、とにかくこれまで取材経験のない現場へと
足を踏み入れるのだ。
いい気分なのだよ、脳がカリカリと動いているようだね。
球団広報の方に案内され、待つこと約30分。
「お待たせしました」と現れた渡辺監督。
ひえー、デカイ。
練習用のユニフォームに身を包んでいる。

「昭和40年生まれの男だけの本をつくろうと思っています」
「えーっ、それはおもしろいですね」
やった、好評だ。
「そこで、タメ年のスゴイやつという企画に登場願おうと、
本日はお時間をいただきました。
よろしくおねがいします。
ちなみに私も本日インタビューを担当する石井も監督とタメですから」
ここで笑いが取れ、いい雰囲気でインタビューはスタートした。

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1件のコメント

  1. わが家の夕飯のための買い物の途中、近所の本屋さんで貴誌を発見。

    タイトルに、おもわず、苦笑。
    手にとって、微笑。
    読んで、快笑。

    エコバッグの中の野菜が重かったので、翌日、
    あらためて、購入しようと本屋さんへ。

    売り切れたようでしたね。

    昭和40年生まれ。フリー。
    多くの皆さんと同じです。向かい風の中。

    だいすきだった同期の天才岡村靖幸君はまだ塀の中でしょうか。

    勇気ある仕事を始められた編集長様ほかスタッフの皆さんを
    心から応援します。

    がんばってください!

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