編集部員のぼやき

つまみを作ろう。(6)

  さて、件のネコ(番長と呼ばれている)は しばらくは向こうの部屋でおとなしくしていて、 とくに何の問題もなかったが、 やがて美味しいにおいに引き寄せられたのか 厨房へとやってきた。 「来た!」 「番長!」 「気を付けて

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第22話 三味線の響き。

焼き豚屋での打ち合わせ通り、 7月29日に自分色に生きるの取材に出かけた。 インタビュアーは編集部員の小笠原だ。 さすがに高校時代の同級生をインタビューするのはつらいので、 ヤツに頼んだのだ。 「やります」 ひとつ返事で

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つまみを作ろう。(5)

  こうして迎えたロケ当日。 編集長の自宅に向かいながら、 編集長夫婦からレクチャーを受ける。 「ネコは無視してれば大丈夫だから」 「相手をすると返ってフーッってなるから」 「長そでのほうがいいかも(って今言われても…)

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第21話 雑誌づくり考察。(4)

前述のとおり、根性論が最後の砦だ。 足らない才能や能力を補うのは、 熱だ情熱だとさまざまな形容はできるが、 集約されるのはどれだけの時間を注ぎこめるかである。 ところが、近代ジャパンは一部でこれを否定している。 バブル期

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第20話 雑誌づくり考察。(3)

もうひとつの音楽活動については もうこれは神様に感謝だね(笑)。 中学生のときにエレキギターに出会ったおかげで、 現在に至るまで細々とではあるが 創作活動とライヴ活動を続けている。 曲やライヴをまとめこんでいく感性を 1

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つまみを作ろう。(4)

さて、どうなるか不安ながらも ロケ場所は編集長の自宅に決まった。 内容も、編集長が元料理人という経験を活かして 和と洋、二つのベースを応用したつまみを 紹介することになり、作るつまみも決まった。 しかし、過去に厨房経験が

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第19話 雑誌づくり考察。(2)

雑誌が大好きで、 書店にはほぼ毎日通い、 十分に吟味しながら買う。 ここで重要だと思っているのが 会社の経費で買わないこと。 本来、当然のことといえば当然だと思うのだが、 あまりそうしない編集長様が多いらしい。 もちろん

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つまみを作ろう。(3)

ただ、自宅に何人もの人間があがりこんで キレイとは言えないキッチンで あれやこれやと丸一日(で終わるかどうかわからない) ロケをするのである。 そんなことに唯一の聖域たる自宅を使うことに 抵抗があったかなかったかはわから

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つまみを作ろう。(2)

撮影は知りあいのカメラマンに 料理撮影に長けたヤツがいる。 普段からいろいろとムリを聞いてくれる、 頼りになるカメラマンだ。 こっちは安心だった。 問題は撮影場所である。 編集長とどうするか話し合う。 ちなみに、編集長は

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第18話 雑誌づくり考察。(1)

雑誌をつくるエネルギーの源泉は、 とにかく予算と能力である。 まず予算についてだが、我が社は当然少ない。 大手出版社や最近ではテレビ番組なんかでも 予算カットが報じられているが、 そんなのと比にならないほど、少ない。 こ

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つまみを作ろう。(1)

昭和40年生まれともなれば 外で酒を飲む機会は多いことだろう。 職場の同僚との打ち上げや 上司や付き合い先との宴席、 人によっては接待したりされたり。 そうした仕事がらみの酒もいいが 楽しいことばかりではないかもしれない

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第17話 ジュリー。

仮面ライダー(藤岡弘、さん)には救われたものの、 ドリフターズにはフラれた。 このように、すべての企画が立案した通りになるわけでない。 逆に言えば、設計図どおりの本など100%不可能だと思う。 どんな世界もそうだろうけど