大編集後記その壱。世界に誇る日本のデザイン集団へのお願い。

昭和40年男vol218月のある日のこと。僕は偉大なるデザイナーとテーブルを挟んで向かい合った。
「酔っぱらう前に相談しておきたいのですが」と、もじもじとしながら切り出した。まだ、注文した生ビールはテーブルに届いていない。男はGKダイナミックス社長の一条氏だ。ヤマハの傑作バイクのデザインを多く手がけてきた重鎮で、高い見識と温厚な人柄、屈強なバイク乗りで亭主関白(!?)と、男として完璧な方で、お付き合いいただいているのが本当にありがたく尊敬に値する人物だ。

GKダイナミックスとは、ありとあらゆるデザインで我々の生活に入り込んでいる、日本が世界に誇るGKデザイングループのひとつである。電車や建築、生活用品からシンボルマークなどなど「えーっ、これもGKなんだ」と驚くほど、ありとあらゆるものを作り続けてきた。キッコーマンの卓上醤油瓶なんかが有名な1つだ。一条氏とは、バイク関連の仕事で意気投合して以来、尊敬する先輩でありながらよき酒呑み仲間にもなっている。

僕がビールを口に付ける前にお願いしたのは、表紙の作画である。完成された製品からデザイン画に起こしていただきたいという、もしかしたらとっても失礼なことかもしれないと思いながらも口にしたのだ。「おもしろいよ」と快諾してくれ、今回こうして実現したのは生きててよかったと大きな喜びである。

手がけてくれたのは、GKダイナミックスのエースである飯村氏で、昭和39年男だ。出来上がった製品からデザイン画を起こすのは、普段とは真逆の作業で戸惑いながらも何度も何度も直しを加えながらつき合ってくれた。表紙と特集のトビラページがセットになっているので、ぜひその点も楽しんでいただきたい。社内でも物議を呼んでいる、これまでとテイストの異なる表紙は、僕自身も苦労の連続で眠れない日が続いたが、こうして完成して心晴れ晴れである。さあ、勝負は4日後。全国の書店とコンビニで始まる。

3件のコメント

  1. これはソニーの「CF-1980」ではないですか~(^^)/

    パディスコGF-6とか、他機種も載っているのかな?

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