いよいよ明日は新創刊!!

2009年の10月に『昭和40年男』は産声をあげた。本誌の成功を願うのはもちろん、いくつかの野望がセットされた創刊だった。

 

1つめの野望は、他の年齢本のリリースである。創刊10周年の節目に乗じて弟となる『昭和50年男』をキックオフさせ、女バージョンを男の真ん中に挟んで3兄弟とした。まだまだ他の年齢展開を狙ってはいるが、現段階ではトリオになったことでの威力を作っていくことに力を注ぐべきだと思っている。2つめはサイトやSNSの活用により、バーチャルの繋がりを作っていくことだ。創刊の少し以前よりサイトを作り、各種SNSのアカウントも取って発信はしている。が、これについてはサイトのいわゆるPVは12年やってきた成果とは評価できない。僕の駄文がいけないのは明白だが、少なくとも毎日あげることだけは続けてきたし (何度かポカはあったが) 続けていく所存である。そして3つめは、この真逆となるリアルの繋がりを作っていくことだ。イベントは「秘密基地」ブランドがいい感じで全国展開している。この繋がりはかなり濃く情報交換もできているから、価値あるコミュニティだと言える。ただ一方で、もっと大きな輪も作っていきたいと悶々としていたところだ。

 

仕事のキャパシティの問題である。さして仕事ができるわけでもないのに、昭和をトリオにして何かとバタバタする上、総集編もある。また、昭和系以外にもおもしろそうな仕事についつい首を突っ込んでは追い立てられる。な〜んてのを繰り返していて、手間のかかるイベントは先に追いやられていたのだ。そこに明日MCとしてコンビを組むDJ BLUEが現れた。僕の夢物語を理解した上で、実現できると本気で取り掛かってくれたのだ。2人のプロデュースはずいぶんの時間を要した。呑みながらの打ち合わせも含んだら、とてつもない時間が費やされている。合わせて111歳の2人は、子供みたいに夢を語り合った。だがコロナで二転三転を強いられ、悔しい思いもしてきた。これがやっとキックオフできるのだから、感無量である。『昭和ジェネレーションパラダイス』とタイトルしたこのイベントは、紙でない昭和系の “新創刊” なのだ。

 

2025年、大騒ぎしている “昭和100年” が第1クールのゴールだ。「昭和100年祭」を催して、昭和40年生まれの男女により「還暦上等」を叫ぶ。舞台は武道館である。そして明日キックオフする「昭和ジェネレーションパラダイス」もこの記念すべき昭和100年に向かって、ビッグフェスにしようともう次の一手を打つことにしている。舞台は幕張メッセか、横浜レンガ倉庫だ。これに繋がる明日はまさに産声である。小さなハコのイベントながら、僕にとってはデッカいデッカい夢のゆりかごさーっ (「兄弟船」by 鳥羽一郎) !! 今日は朝から武者震いだぜ。
 

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