「世情」こそ別れの歌 〜大編集後記。

 

いやあ、今日は暖かかった。桜もだいぶ開いてきた本日より日曜までの3日間、おらのでっかいおもちゃである「東京モーターサイクルショー」が3年ぶりに帰ってきた。朝からテンションが上がりっぱなしのレッドゾーンで、もう嬉しいったらない。本来であれば「二輪業界秘密基地」なるパーティを主催して明日の朝まで大騒ぎするのだが、さすがにこれは中止にした。でもレッドゾーンなのだよ。そんな今日なのだが、最新号 (vol.72) のPRを怠らない。いくぜっ、大編集後記じゃーっ!!

 

最新号の77ページに掲載した、この告知原稿をご覧いただけただろうか。そう、このつぶやきでは常連と言えるフォレスタの、発売日にリリースした曲をあらためて皆さんにご紹介したい。

 

僕の選曲で動画を作成して『昭和40年男』読者のみなさんに打ち込んでいるのだ。第1弾を「宇宙戦艦ヤマト」、第2弾をボズ・スキャッグスの「ウィアー・オール・アローン」、第3弾をショーグンの「男達のメロディー」、第4弾はジグソーのというよりは、ミル・マスカラスの入場テーマ曲とした方がいいだろう「スカイ・ハイ」を打ち込んだ。そして今回、中島みゆきさんの「世情」をセレクトしたのである。ここまでを第1クールとして、「えーっ、そんな曲もできちゃうのーっ」というバラエティで攻めたがいかがだろう。なにいっ、聴いてない。それはいかんぞ。高校受験も終わり、もうすぐ卒業という41年前の3月の金曜日に、この曲を知ったというタメ年男は多かろう。ドラマの歴史の中でベストテンに入るシーンの数々が散りばめられていた。中でも「世情」が流れている間のシーンは、ズシンと心を撃ち抜かれた。

 

そんな僕自身の気持ちをフォレスタにぶっ込んでいるわけだが、メンバーは年下である。『昭和40年男』よりも『昭和50年男』の方を見たがる面々なのだ。そんな弟たちに僕の選曲を無理強いして、緻密なアレンジを施してレコーディング、さらに動画まで作ってもらっているのはすべて手弁当作業である。これを続けて、芽が出なかったら僕は切腹しなければならぬ。ねっ、だから皆さん、ぜひ聴いて拡散してちょうだい。

 

次号以降も発売日に合わせてリリースしていく予定で、先日このミーティングをした。洋楽・邦楽を合わせて12曲書き出して、あーでもないこーでもないと議論の末それぞれ2曲ずつを決定できた。これまたすごいことになる選曲だと自負している。楽しみはまだまだ続くが、ひとまず今日のところは金八先生と加藤優を思い出してくれ。

 

 

 

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1件のコメント

  1. いや〜、歌はいい。歌は。そういえば歌で思い出したのですが、今年4月からレギュラー放送が始まる元SMAPの香取慎吾、稲垣吾郎、草彅剛ら3人が出演するNHKの番組『ワルイコあつまれ』の正月に放送された特番で、昭和歌謡の魅力を小学生に教えるとして作曲家の荒木としひささんによるテレサ・テンの『時の流れに身をまかせ』の解説があって大人からしても深い話でした。昭和の歌謡って今のJ POPよりも歌詞のワードの重みが深く、それを印象的なメロディーに乗せて流れている。ある意味昭和の良さを感じるところでしょうね。歌は他のモノとは違って色焦る事の無い永遠の存在ですから、そうした歌がどんどん若い世代に伝わって欲しいですね。いつかは音楽の教科書に昭和歌謡が載る事があって、子供達が歌っている日なんてあるかもしれませんね。

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