ガキと大人の舌の変化。これには法則があった!?

長〜い長い大編集後記生活が続いた僕のつぶやきは、くだらないよもやま話に戻させていただく。くだらないとしたが、これには深い深い思惑が潜んでいるのだ。名付けて「『昭和40年男』編集長はこんなアホだから、つい親しみをもっちゃうよな」作戦である。なんだか青学の原監督のような命名だが、かれこれ13年目に突入しているのだから大したものだ。って、誰も褒めてくれないが… (泣) 。

 

みんな大好きミートソースを大晦日から元旦にかけて大量に拵えるのが、僕にとって正しい年越しである。集まった親族が笑顔になるように「おいしくなーれおいしくなーれ」とひたすら煮込んでいただき、帰りにはジップロックに詰めて持たせるから、ひき肉を3キロも使ったってのに我が家にはほとんど残らなかった。その貴重なのを今朝いただいたのだ。

 

ガキの頃大好きだったハンバーグやナポリタン、そしてこのミートソースも、大人になったら心が離れるのだろうと考えていた。親父を見ているとそうなのだ。魚や刺身、和食ならなんでもござれな男でうれしそうなのだが、ミートソースはあまり喜んでいないなといつも感じていたから、きっと僕も巣立つ日が来るのだと子供心に思っていた。が、それは間違っていた。それはもちろん僕だけでない。がっつりナポリタンの店なんかに、おっさんが多く生息しているのを見て安心させられる。みんな、ガキのまんまなのだ。

 

味覚の変化で例えばガキの頃は「やれやれ今日は親父好みの世界かよ」と感じながら食っていたカレイやヒラメの煮付けや、豆腐料理なんかが大好物になっているのは、これもまた多くの同世代諸氏が同様だろう。成長と言っていいかもしれず、ガキの頃の好き嫌いなんてあまり気にすることがないのかもしれない。口にして、その味覚をしっかりと記憶させておくことが大切なのだ。そしてアブラギッシュな子供らしいメニューは、ガキのうちに好きになっておかなければならないという法則を、ミートソースを頬張りながら発見した次第だ。親父がガキの頃は食い物のない時代で、肉なんて夢のまた夢で、スパゲッティなんてものには出くわしてないのだ。僕がとんこつラーメンを苦手としているのとも合致する。ガキの頃、ご近所に白いスープのラーメン屋はなかったもの。大人になって初体験したものの、ガツンと効いた脂があまり好きになれず今に至っている。ガキの頃だったら嬉々として受け入れて、きっと今も大好物のはずだ。と、やはりくだらないつぶやきでしたね。さよならさよなら。
 

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