靖国神社参拝。

2010 年 8 月 16 日 プロデューサー コメント

 

昨日の終戦記念日は、例年どおり靖国神社に行って手を合わせてきた。
昼前に着いたため、24回を数える戦没者追悼中央国民集会にも参加でき、
正午にはそこに居合わせた何千人の方々と一緒に黙祷を捧げることができた。
続けて武道館で天皇陛下がおっしゃっている言葉がそのまま流される。
集会からの声明が出され、管首相への抗議声明も出された。

 

俺は本誌やこのブログで、政治や戦争についての自身の考えを声高に述べていく気はない。
ただし、事実を伝えるという行為についてはキチンと取り組んでいきたいとも思っている。
リアルな声や現象を伝えることで、みなさんとともに考えを練り上げたい。
取材や調査を重ねていくなかで、いつかできるだけ早い段階でコミットができる人間にはなりたいと思うが、
現段階では実力不足というのが悲しいかな本音でもある。
だから8月15日はここにいたい。
ここで吸う空気がもっともいい勉強であり取材であると思うからだ。
今年もたくさんの老若男女の顔を眺めながら、自分の考えを一歩熟成できたと思う。

 

ここに来ている人すべてが右的思想なのか?
算数的に分けたら中央より右側と分類できるのかもしれないが、
そろそろそんな所から脱却していきたいと思う。
昭和40年男は、そうした流れを作っていく中心世代として、明日を築いていくべきだとも思っている。
そもそも、俺たちの義務教育では戦争について教えてもらえなかった人がほとんどじゃないか?
歴史教科書の後半は、時間切れのごとく割愛されるという経験を思い出すでしょう。
当時は「なんだ、教科書ってすべて習わなくてもいいんだ」と、なんの疑問も感じなかったが、
やがて事実を知ることになったのはずいぶんと大人になってからである。
当時は教育の現場でそんなことが起こっていたわけだ。

 

今回は閣僚全員が参拝自粛という愚行が起こってしまった。
祖先が神霊となり守ってくれるという精神は、日本人が守ってきたものであるはずだ。
だから我々は祖先を敬い、大切にしてきた。
日本を背負っている人間たちが全員行かないということで
今回の政権はその精神を全否定したことになってしまったともとれる。
だが、伝統に培われ連綿と守り通してきたものをカンタンに棄ててしまうような国と
まともに対峙する外国があるはずがないじゃないか。
ますます付け入る隙を与えたことになり、
アジアの国々やロシアはわがまま言っちゃうレベルを3段階ほど一気にあげ、
欧米諸国はまともにつき合う国じゃないと外交真剣レベルを2段階ほど下げたことだろう。
なにがなんでも管さんが終戦記念日に行くべきだとまで思わないが、
そこにはバランスってものがあるじゃないですか。
むしろ「俺はやめておくけど、○○さんと□□さんは行ってきてくれ」くらいのしたたかさがないと、
ホントに中国にいいようにされてしまうよ(すでに大変なことになっているが)。

 

と、腹を立てながらも、靖国神社の基本的な考えである
「祖国を守るという公務に起因して亡くなられた方々の心霊」
に対して、心を込めて感謝の気持ちで手を合わせることは実に清々しく、
また周囲のみなさんも同じ想いだということも気持ちがよい。
日本人について深く考え、取材を積み重ねた1日であった。

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    kterry
    2010年 8月 25日 12:55 | #1

    参拝お疲れさまでした。どこかでお会いしていたかも知れませんね。私の小学校1年生の時の担任は旧日本陸軍の軍曹でした。しかし組合教師が跋扈していた中学では今思えば酷く偏った社会教育を受けました。日の丸、君が代、愛国心、靖国参拝などに肯定的な私は当時から「右翼」と呼ばれていましたが、もしそれを右翼と呼ぶならそれで上等だと思います。我々年代はどのような教育を受け、思春期にどのような文化や風俗にふれ、それらの影響はどんなものなのか,一度キチンと検証したいですね。

  2. お疲れさまでした。うれしいなあ、貴重なメッセージありがとうございます。
    あの日は暑かったですよねえ。私は中央集会の後に、40分ほど並んで手を合わせることができました。
    いつかご一緒できたらおもしろいですね。昭和40年男同士で、教育経験を語り合うというのもやってみたいです。

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    プロデューサー
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    kterry
    2010年 9月 16日 16:14 | #2

    「教育経験を語り合う会」やりましょう。今回の「俺たちの知らない遠い夏」なかなか読み応えあって良かったと思います。同じ雑誌屋としては靖国問題は微妙というかやりにくいところですが、よくぞやられたと。仮面ライダーや宇宙戦艦大和などに心酔した影響なのか、少なくとも私の周りの同年代たちは同じ意見です。秘密基地を訪問しようと思いながらなかなか行けませんが是非参加したいと思っています。

  4. 同業者からのこうした言葉はうれしいものです。ありがとうございます。いいですねぇ、“義務教育を語り合う会”はぜひ実現させましょう。いろんな意見があり、それを素直にぶつけ合うのは、気持ちいいものであり、勉強にもなりますよね。近いうちにこちらからお誘いするようにします。

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    プロデューサー