滑稽すぎるマイワークス。

僕の仕事における珍プレイの写真だ。何をやっているかというとラジオ出演なのだ。いやはや、仕事というやつは様々な試練を連れてくる。

 

現在僕はSBC信越放送の昼の番組『ミックスプラス』にウィークリーゲストとして、毎週月曜日に電話で出演している。以前にもこの局の放送ではゲスト出演させていただいていたが、秋の番組改編で月曜日になったのだ。これが厄介で、いきなり問題が露呈したかっこうだ。

 

僕は週末にイベント仕事を多く抱える。今年はそのほとんどが中止となったが、先月よりちょこちょこと再開されていて、10月25日は宮崎でイベントだった。翌日の便で東京に帰ることになっていたところに、この出演が重なってしまったのだ。ディレクターさんには「出張先なんですけど極力静かな場所を探します」と伝えていた。

 

この月曜日は、朝から空港をオフィスがわりにしてただひたすら原稿を打ち込んでいた。そして13時過ぎの出演を控えた1時間ほど前に僕は動き出した。今日の出演スタジオ(!?)を定めるためだ。空港内外の静かな場所を探して歩き回る。そしてたどり着いたのがここだ。

 

空港内はすぐに諦めた。当然だ、放送がちょこちょこ入る。で、外はといえば便がつくと人がごっそりと降りて来てワイワイガヤガヤと通り過ぎていく。で、僕が見つけたのが駐車場だ。月曜日ということもあり、空港そばこそ多くが停まっていたが少し離れれば車はほとんどおらず、つまりこれから停める者も極力近くのスペースを選ぶだろう。「よーし、こんだけ離れればいいだろう」と地べたに座り込み、電話が鳴るのを待ちながら膝の上でPCを叩いていたらなんだか笑えて来た。そしてやがて電話が鳴り、僕の声を聞いてくれているたくさんの方にこのスタイルで電話出演したのだ。膝の上のPCには、その日のテーマに関する資料をデータで用意しておき、デスクトップ上に開いて喋り続けた。だだっ広い駐車場で無事放送を終え、ポツネンと1人の僕をまるで慰めてくれるかのごとく爽やかな風が流れていたのさ。と、どんな環境でも僕はなんとかする(笑)。仕事とは実にいろんなことを教えてくれるのだな。

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