ニュープロジェクト発進!! 大丈夫なのか、俺?

ご高齢の方々に絶大な支持を受けている、フォレスタというコーラスグループの仕事をするようになって2年が過ぎた。彼らは9月から5月まで日本中をコンサートして回る日々を送る。その初日が今日で、心に染み渡る曲の数々に涙を流すおっさんだった。

 

この会場の中では僕は若い。平均を調べたらきっと70代だろう。その年代の方々が、5,000円以上するチケットを購入して会場まで足を運ぶのだ。開始前の会場周辺は、どこからこんなにたくさんのお年寄りがあふれてきたのだと異様にさえ感じさせる。この喧騒を見るだけでも価値がある (笑) 。

 

昭和40年男で彼らを知っている者はほとんどいないだろう。そこで僕は、昭和40年男周辺世代に彼らを押し込みたいと考えている。今やっているご高齢者向けのコンテンツでなく、50代ならではの選曲や演出を施すのだ。ここ1年ほどずっと考えているのだが、いいアイデアや座組みがなかなか出てこない。歌う力は本物で、不祥事などの心配もない大人たちだから、自信を持ってプロデュースできる。全員が音大を出てる実力に加えて、ロックやポップスなどにも対応できる。マイクを外してオペラスタイルで歌えば会場に響き渡るし、カンツォーネを歌うとご高齢にも関わらず熱狂の渦となる。これだけの力を僕ら世代が知らないのが残念でならないのだ。

 

今日のコンサートを見ながら、僕のお尻に火がついた。いや、火をつけた。要するに締め切りを設定しないとずーっと「あーでもない、こーでもない」とグダグダ言っているだけなのだ。事実、なんとかすると1年前にメンバーに言ったくせに、何も前へと走らせていない。今日始まったツアーが終わる5月まで、彼らと議論を繰り返して「昭和40年男 プレゼンツ」で必ずや、何かしらのプロデュースをしてやる!!  そんな気合が入った今日のライブだった。フッフッフ、またひとつ抱え込んでしまった。「大丈夫なのか、俺?」とさっきから心がつぶやいていたりもする。
 

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2件のコメント

  1. 駐在中に中国からコメント書いたかもしれませんが、BS放送でフォレスタさんの番組を何度か観ました。
    フォーククルセダーズの 悲しくてやりきれない を聴いて自然に涙が出てきました。
    (その夜カラオケで早速歌いましたが笑)
    申し訳ないですが日本に戻ってからはその番組も観ていません…。
    昭和40年男プレゼンツ…難しいですね…超実力派の皆さんだから編集長の企画との相乗効果で、きっと “忘れられない” 素晴らしい想い出になることでしょう。

    • 頑張ります。ぜひお付き合いください。って、見守ってくだされば結構ですから。

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