吉川晃司さんの西郷が凄まじかった。

半沢直樹に湧いた日曜だった。僕は『浅草秘密基地』の来場者の強いススメで2度ほど見たが、やり過ぎな感じがちょいと苦手で付き合うのをやめていた。しかし、ここ最近の喧噪に押され、最終回くらいはとつき合ったのだった。堺さんと香川さんの迫力あるやり取りは、これまでキチンと見ていなかった僕にもビシビシと伝わってきて、十分な満足を得られたのだった。平成史上最高視聴率との結果も頷けるものだ。

今週はもうひとつ大きな最終回がある。僕にとって朝の連ドラ史上もっともハマっている『あまちゃん』で、先週からは見逃した時のためにビデオに収めているほどの熱狂ぶりは我ながらおかしい。どうやって終わることやらと、期待と終わってしまう寂しさで複雑な胸の内である。って、どんだけハマってるんだよ(笑)。世間の騒ぎにまるで乗っかっている僕だ。

吉川晃司今ひとつ視聴率はよくないが『八重の桜』もスゴくいい作品で、『あまちゃん』同様にハマっている。そして一昨日の半沢騒ぎの始まる直前に、最高のシーンがあったのを、まさかタメ年男たちは見逃してはいまい。幕末から始まったドラマはついに明治10年を迎えている。そう、西南戦争だ。僕にとって生涯を通じて見解を深めていきたいテーマの1つである。
「なぜ西郷は兵を挙げた?」
これまで幾度となく鹿児島取材を試みて少しずつ自分の解釈を深めているものの、まだまだ足りない。永遠に西郷の心はつかめないかもしれないが、探求することこそ男のロマンだ。そして、タメ年の吉川さんが演じた西郷はまた見事だった。脚本中の表現に、彼なりの解釈をかぶせて演じたのだろう。堺さんと香川さんの演技とならぶ素晴らしいもので、心より感動させられた。前々号のインタビューで、西郷を演じることへの並々ならぬ想いを聞いていることも大きいが、そんな贔屓をさっ引いても素晴らしいシーンの数々が散りばめてあった。きっと懸命に演じることで理解できる心もあるんだろうなと、役者でない僕からしたらちょっとうらやましくもあった。『八重の桜』は暮れまで続くが、西郷が倒れてしまったことは僕にとって1つの節目であり『あまちゃん』同様少々寂しい。

1件のコメント

  1. 今朝の回の主役だった大吉さんも、大悪役を演じた香川さんも、城山っで見事に散った吉川さんも、全部タメ年なのであります。

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