昭和40年男、学びの時間。

▲田町駅より程近い、港区の複合施設内が会場だった(Photo:kidokoro)

今日は知人のお誘いでセミナーに参加してきた。講義名は「書いて文章を楽しもう ~大人の文章表現講座」である。講師を務めたのは、東大を出て元官僚様として活躍した後、IT企業に転職し、ライティングの世界へと華麗なる転身をなさった奥村まほさんだ。主催は港区立男女平等参画センターなるところで、『昭和40年男』という不平等な雑誌を作っている男が足を踏み入れていいのかとも思ったが、そうだそうだ『昭和45年女・1970年女』をプロデュースしているのだからいいのだと、勇んで会場入りした。

 

文章についての講義は、国語の授業以来経験がない。これが参加させていただいた単純なる理由だ。文章を生業にしているのだからマニュアル本は何冊も読んだ。仕事を通じて学びを繰り返す日々であるものの、きちんと整理されている講義というのを受けたことはない。そこに興味が湧いたのだ。目をキラキラさせているおっさんに、タイトルのままに構成された2時間の講義はテンポよく進んでいく。秀逸である。プロ (のはしくれ) に向けたものでないものの、基本てのが整理整頓されているのは心地よく、かつての国語の授業をボケーっと受けていた自分に教えてあげたいほど真剣で、あっという間の2時間だった。

 

「書くためのテーマの見つけ方」という、この日のほぼ最終セクションが感動だった。自身もいつも心掛けていることでありながら、講師による言葉で届くとうれしいやら楽しいやら。「人と会う・旅をする・芸術に触れる」である。これは文章に限ったことでなく、表現者すべてに通ずることだ。高校3年生の時に、ファッションデザイナーを夢見るかっこいい年上女性に同じことを言われた。「歌で食って行くのなら」(食えてないが) と、この3つをブッ込まれてそのとおりに今日まで生きてきたつもりだ。それをこうした講座で、寸分狂わず体験できたのだから感動しないわけがあるまい。

 

ちょいと逸れるが参加費は無料である。先日、藤沢市で僕も講師として登壇したが、その背景には多くの苦労が詰まっている。行政はそれを繰り返しながら、有意義な時間を作ってくれているのだから利用しない手はない。ご自身の住まいのサービスを調べてみることをオススメする。

 

感心させられる付録がついていた。「書くテーマ50」として、直近・過去・未来・好きなものという4項目に、それぞれ設問が設けられて全部で50ある。例えば「直近」では、熱中していることや気づき、悩みなどが並び、「過去」には一番ワクワクした出来事や嬉しかったプレゼント、過去の自分に伝えたいことなどが踊る。「未来」は始めたいことや10年後の自分に伝えたいことなど、そして「好きなもの」は色や言葉、季節に天気などなどこれでもかとあり、最後の3問は「好きな〇〇」としてあり、〇〇に自身でキーワードを入れて答えよとなっていた。この50個を埋めていくのは実に楽しい時間だった。と、気分よく〆切の現場に戻ったのだった。

 

ちなみに僕のアンサーである。直近の楽しかった出来事には、藤沢での講義打ち上げのバーぺキューを挙げて、達成感があった出来事には「昭和ジェネレーションパラダイス」とした。うーむ、仕事人間!!
 

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