大阪らしさってなんだ?

一昨日つぶやいた広島出張の翌週は、関西だった。なんだか移動費がもったいない気がするが、週末イベンターのにはあたり前田のクラッカーな日々である。3年ぶりに戻った暮らしというか仕事っぷりは、ずいぶんと久しぶりのことに思える、充実した日々だ。

 

大阪駅から東梅田に向かい谷町線に乗る。その途中、ふと見つけた洋食屋にインしてこのランチをいただいた。ご飯おかわり自由の税抜850円は、コスパのめちゃめちゃ高いセットだ。が、スーパーダイエッターの僕は、普通サイズのご飯でおかずとご飯のバランスが崩れたままいただいた。途中、ご飯ペースを上げておかわりしようとブラックAKIHIROが語りかけるが、最近食い過ぎだし、どうせ夜は先週の広島のように炭水化物で締めるだろうと、この日のランチではホワイトAKIHIROが勝利した。

 

で、ここは「心斎橋ミツヤ」という店で、そのまんま心斎橋が本店である。本当に便利な世の中で、店名を入力すればその店のことが大概わかる。氷屋からスタートしたミツヤさんは、昭和18年に甘党喫茶の「ミツヤ」として開店したそうだ。うんうん、そうした歴史をこの一皿は感じさせてくれた。戦争が末期へと差し掛かるところでの開店は、さぞ苦労を強いられたことだろう。そのご苦労も名店へときっと繋がっているはずだ。

 

こんなにも昭和なランチはいつ以来だろうか。ハンバーグにトンカツ、エビフライがのっていて絶品のポテサラもサイコーである。エビフライはソースで食べたいなと頼むと、さすがっ、イカリソースのウスターである。明治創業の日本で初めてウスターソースを作ったところである。下品にビチャっとかけてご飯を頬張れば、昭和のガキの頃へとタイムスリップだ。いや、当時はこんなにうまくなかったな。

 

味はもちろん、客たちの所作ややり取り、店員さんの動きや表情に至るまでやっぱり大阪なんだ。それが何かと問われても明確に答えられないが、目隠しして東京から連れてこられても100%間違えることなくここは大阪と答えるだろう。大好きな空気とランチを満喫して会計すると、税抜850円のランチ客を店外まで出て見送るじゃないの。大阪、やっぱ好きやねん!!
 

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