なぜこれほどすんなり洋楽に目覚めたのかはわからないが、中1の後半から突如として夢中になった。
兄貴がいるヤツはキッスで、姉貴がいるヤツはベイ・シティ・ローラーズといった定番洋楽を聴く友達を
かっこいいなと憧れた。
だが、背伸びして聴かせてもらったものの全然おもしろいと思わなかった。
そんなオピニオンリーダーの1人から教えてもらったラジオ番組が俺の人生をガラッと変えたのだ。
土曜日の午後にFM東京が放送していた、『ダイヤトーンポップスベストテン』だ。
ザ・ベストテンを夢中で見ていたオレにとって、この番組から流れてくる音はまったく異次元のものだと感じた。
歌詞の意味がわからないというハンデはあったが、ザ・ベストテンから流れる日本語の曲だってとくに歌詞を噛み砕いていたわけじゃない。
飛び込んでくるパッケージされた音として感じていたのだから、英語になったところでさほど影響はなかった。
毎週のランキングをノートにつけたり、DJのシリア・ポールが言っていることをメモに取ったり、録音して繰り返し聴きこんだり。
骨までしゃぶり尽くすというくらい、利用した。
ドナ サマーのホットスタッフの間奏ギターにクロスフェイドでキッスのラビンユーベイビーが流れていたのをえらく思い出すなあ。
俺にとって想い出の曲(?)は、
「♪ダ~~~~~イヤトーン ポップスベストテン♪
こんにちは、シリアポールです」
へと続くあのオープニングですね。
私のポップスベストテン思い出の曲は
「ビリージョエルのストレンジャー」
西城秀樹のヤングマンを買わず
「ビレッジピープル YMCA」だったり