還暦上等その8 ~驚愕の外科医、中尾昭公。

▲何度見てもほれぼれする表紙だ。一昨年の今頃、書店で大暴れしてくれた。今日のつぶやきにこの画像の採用はあくまでイメージながら、当然しっくりだな

このつぶやきで、不定期連載でお届けする「還暦上等」である。そもそもは『昭和40年男』の10周年を記念してぶちあげたスローガンだ。俺たちはいったいどんな還暦男となるのだろうか? 還暦を迎える “昭和100年” は、雑誌『昭和40年男』がハブになって還暦概念大変革元年とする野望を掲げているのだ。僕は7月に誕生日を迎え、いよいよあとXデイまで4年を切った。その日まで僕は何に影響され、思考や心境にどんな変化があるのかをつぶやきながら皆さんと共有していきたいと考えている。ではシリーズ8回目をお届けしよう。

 

一昨日のこと、夜遅くに帰宅して何気なくテレビをつけるとラッキーなことにすごい御仁と出会えた。『プロフェッショナル 仕事の流儀』の再放送で、すい臓がんの治療に燃える外科医の話だった。僕のような素人でもすい臓がんが難病であることは知っているし、実際に仲間を1人それで亡くしてもいる。そんなすい臓がんに対して独自の手術方法を開発し、それを施して何人もの命を救ってきたのが中尾昭公先生、73歳である。

 

手術への集中力ってのはどれほどのものだろう。放送では4時間44分の手術の模様が映されていたが、そんな長い時間に渡って命とのやり取りをするのだから、とてつもないほどの力を要するだろう。それを73歳で保っているのだから、興奮しながら先生の言葉の数々を噛みしめ、自分に言い聞かせた。

 

自分の手術を「明日はもっとうまくなる」とおっしゃった時に、涙があふれ出た。「やれ、やれ、もっとやれ」と自分に言う。ここまで到達した先生ながら上を見る。全然到達していない僕が「やれ」と言うのはおこがましいことながら、強く刺激をもらった。さらに金言の数々に怒涛の攻めを受けっぱなしだった。「(自分が) 頑張らなければ日本の損失」ときた。「そう言い切れる自分を目指せ。まったく遅くないぞ、俺」と言い聞かせる。そしてこれだけは同意してもバチは当たるまいと思いつつも、足りないぞとも叱咤激励する自分がいた。「情熱がなければ仕事でない」

 

ふーっ。まいったぜ。だがこんなに素敵な還暦上等男がいるのがうれしくてならない。NHKのこちらでその表情をぜひご覧あれ。この顔を作り上げてきた人生なのだ。なんと若々しく鋭く、そして清らかなのだろう。56歳なんてまだまだこれからだと、まるで説教まで聞こえてくるようだ。中尾先生の偉大さには及ばずとも、仕事に情熱を注ぎこもうじゃないか、同志たちよ!!
 

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