リメイクで話題の『ファミコン探偵倶楽部』には “幻の3作目”…『BS探偵倶楽部』があった!【S50トーク!?/サテラビューの巻 その2】

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■宇宙から『ファミコン探偵倶楽部』の続編が降ってきた!?

おはこんばんちはです! 昭和40/50年男の “Web担当A” です。

いつもの昭和50年男向け「S50ニュース!」とは毛色を変えて、ちょっと突っ込んだWebオリジナル記事をお届けしたい… てなことで始めてみました、ひとまず仮題の【S50トーク!?】

本誌でもなかなかバーンとは扱えないニッチなところも含め、この世代ならでは!なネタを、ゆるゆると掘り下げていけたら~という次第です。

▲スーパーファミコンに「サテラビュー」と専用カセット「BS-X」をセットした状態 (以下全て 写真・画像提供:山崎 功)
山崎 功 氏 (…のイメージ/イラスト:北村ヂン)

 
で、まずは試しに1回目…ということで前回お届けしたのが、スーパーファミコンで衛星データ放送サービスを受信するための、夢、あふれていた周辺機器「サテラビュー」について、でした。

【S50トーク!?】
本日4/23は「サテラビュー」のサービス開始記念日…!
リアル昭和50年男が語る幻の「スーパーファミコンアワー」体験 !!

ファミコンブーム直撃のTHE・ファミっ子だったS50世代なら、きっと名前ぐらいは聞いたことがあるハズ。ですが、時に “任天堂の黒歴史” と言われたりもするものの、その実態は意外と知られていない…。

そこで、「宇宙から新しいゲームが降りそそぐ」というサテラビューのキャッチコピーにシビれて即購入、1995年4月23日の「スーパーファミコンアワー」サービス開始からどハマりしたという、任天堂研究家・ライターの 山崎 功 氏を召喚!

すると、話を聞くうちに興味津々… まだ一般にはインターネットも普及していなかった時代に、放送とゲームの融合に挑戦し、今で言う「DLC (ダウンロードコンテンツ)」の展開を実践していたサテラビューの先進性に、筆者も今更ながらシビレた! のでした。

そんなサテラビューに、ファミコンのディスクシステム用アドベンチャーゲームとして任天堂から発売され、熱狂的な人気を獲得した『ファミコン探偵倶楽部』の続編、3作目がリリースされていたとか…?

先週 5月14日(金)に、Nintendo Switch用の新作としてリメイク版が発売されたということで、今回はサテラビュー編の続きとして、この幻の3作目について語っていきましょう。

ではでは以下、今回も山崎さんと一緒に、ゆるゆると参ります!
 


 
Web担当A (以下 “A”): 前回は、サテラビューのサービス開始記念日の4月23日に合わせて概要的なところをいろいろ語ってもらったんですが、今回はSwitchで
『ファミコン探偵倶楽部』のリメイク版が発売されたってことで… サテラビュー版の “幻の探偵倶楽部” の話をしていただこうかと。

山崎 功氏 (以下 “山”): 了解です! 『ファミコン探偵倶楽部』は僕も大好きなソフトなんですよね。ファミコンのディスクシステムで1988年に1作目の『消えた後継者』が発売されて人気となり、早くも翌 ’89年には『PART II  うしろに立つ少女』が発売。多くの熱狂的なファンを生みました。

A: 今回のSwitchでのリメイク版はその2作で、パッケージ版だと2本ワンセットになってるワケですね。山崎さんはもう購入されたんですか?

山: いや、2作とも当時クリアして、ストーリーもエンディングまで知っているので、今回はバスかな、と思ってたんですよね。でも、ネットでのファンの盛り上がりを見ていたら、どんどんウズウズしてきちゃって…。開発資料に、復刻チラシに、サントラ全曲集… パッケージ版の『コレクターズ・エディション』も豪華でそそりますよね。で、やっぱり買いました!

▲ファミリーコンピュータ ディスクシステム用のソフトとして発売された1作目『ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者』(’88) のチラシ


A: 結局買ったんですね(笑)。さておき、サテラビューの探偵倶楽部についてなんですが…。

山: ええ。『ファミコン探偵倶楽部』は、今回こうしてSwitchでリメイクされるぐらい根強い人気のある名作だったわけですが、1、2作目の後、ずっと続編は出てなかったんです。ところが ’97年になって突如『BS探偵倶楽部』という、シリーズ3作目のタイトルがサテラビューで配信されたんですよ!
 
A: それが、他では遊べない、サテラビュー専用のオリジナルソフトだったんですよね。
 
山: そうです。1、2作目に比べたら当時もプレイできた人は限られていたと思うんですが、サテラビューでしかプレイできない上に、ある時期だけの限定配信でしたから… 今となってはもう、遊びたくても遊ぶことができない “幻のゲーム” と言われていますね

A: こういう、サテラビュー用のオリジナルタイトルって他にもけっこうあったんですか?

山: 完全オリジナルとなると数はそれほど多くないんですが、スクウェアは4本も出していて、それぞれRPGだったり美少女ボードゲームだったりとタイプの違うゲームだったので、これはスゴい!と興奮しましたね。この辺のソフトはサテラビュー以外では全くリリースされていないので、当時ダウンロードしてそのまま保存されているメモリーパックに、ものすごい値段が付いたりしてます。

A: はー、当時からずっと残してあったワケですか。もう遊べないはずの幻のゲームがプレイできる!となったら、何がなんでも欲しいって人もいるんだろうな~。さておき、今回のSwitch用『ファミコン探偵倶楽部』リメイク版のリリースにあたってもTwitterでは、サテラビュー用の『BS探偵倶楽部』は入らないの? アレも遊べるようにしてほしい!という声がかなり上がってましたね。

山: 僕もまさにそう思っている一人です(笑)。『ファミコン探偵倶楽部』は2本とも発売日に買って夢中で遊び、大ファンになりましたからね~。『BS探偵倶楽部』という続編の登場は当時けっこう話題になって、シリーズのファンも注目してました。実際のところ、サテラビューの人気が思わしくなかったのでカンフル剤的に投入されたところはあったと思うんですよね。ただ、プレイするにはサテラビュー本体を買う前にBSの受信環境も必要、というところでやっぱりハードルが高かった。遊んでみたい!と思いつつも断念したファンが相当いたんじゃないかと思います。それで今回も名前を挙げる人が多いんでしょうね。
 
 
(次ページへ続く → 寡作ながら熱狂的なファンも多い『ファミ探』シリーズ [2/4] )

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