【S50トーク!?】本日4/23は「サテラビュー」のサービス開始記念日…! リアル昭和50年男が語る幻の「スーパーファミコンアワー」体験 !!

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スーファミの徒花!?「サテラビュー」って… さわったことあります?

おはこんばんちはです。昭和40/50年男の “Web担当A” です。

ファミコンブーム直撃の昭和50年男世代。ファミコンの周辺機器「ディスクシステム」では、ディスクの書き換えなどでかなり楽しんだ人が多いと思うんですが、任天堂がスーパーファミコン用にリリースした「サテラビュー」は覚えてますでしょうか?
 
ディスクシステム同様、スーファミを上に載せるスタイルで接続して衛星放送の電波を受信すると、オリジナルのゲームをダウンロードしたり、ユーザーが一斉に一つのゲームを楽しんだりできる…という代物だったんですが、実際に遊んでいた人はだいぶ少なそうですよね。
 
実は今日 4月23日は、このサテラビュー用の放送サービス「セント・ギガ衛星データ放送 スーパーファミコンアワー」が、今から26年前の1995年に開始された記念日! ということで、今回は「サテラビュー」と「スーパーファミコンアワー」についてのプチ特集をお届けします。

▲スーパーファミコンに「サテラビュー」と専用カセット「BS-X」をセットした状態 (以下全て 写真・画像提供:山崎 功)
山崎 功 氏 (…のイメージ/イラスト:北村ヂン)

 
…と、ワケ知り顔(?) でスタートしてしまった筆者なんですが、正直なところ、「サテラビュー」という名前は知っていたものの、実際に体験したことがなく、その詳細は当時からほとんど把握していなかったんですよねぇ…。そこで当時サテラビューにどっぷりハマっていたという人物にご登場いただきましょう。

『昭和50年男』読者にはお馴染み(?)、創刊号からずっと掲載している「S50スリー 出張トーク」に毎回登場の “リアル昭和50年男3人組” の一人で、ゲーム関係の記事なども度々担当してくれている、任天堂研究家・ライターの 山崎 功 氏です!

ではでは以下、山崎さんとのトーク形式でゆるゆるとお送りして参ります!

 

 

宇宙からゲームが降ってくる…!? 鳴り物入りで登場したサテラビュー

担当A (以下 “A”): えーと、そんなワケで「サテラビュー」について、山崎さんの想い出や当時の事情など、いろいろお話していきたいんですけども。自分は、当時のゲーム誌のニュースや広告で見ててなんとなくのイメージはあるんですけど、実際どんなものだったのか全然未体験なんですよね。山崎さんはサービス開始当初からずっと遊んでいたんですか?
 
山崎氏 (以下 “山”): それはもう、初めて知った時から “これは絶対面白い!” と思って、販売開始直後にすぐ買いましたよ。何より「宇宙から新しいゲームが降りそそぐ。」っていうキャッチコピーに惹かれて。スーファミのカセットって1万円ぐらいして高かったじゃないですか? サテラビュー本体も1万8,000円とけっこうな値段だったんですけど、初期投資さえすれば、あとは無料でゲームが遊べる!っていうのにすごく魅力を感じました。めちゃくちゃ期待してましたね~。

▲世界初を謳った「スーパーファミコンアワー」放送開始時のチラシ。タモリと内田有紀がパーソナリティに
▲サテラビューのパンフ。もはや懐かしいタッチのCGで描かれているのはマスコットキャラの「サテ坊」「パラ坊」

 
▲サテラビューの購入申込ハガキ

A: お~、サービス開始前からそこまで期待が高まってたんですね。自分は、ふ~ん、てぐらいで当時あんまり興味を持ってなかったんですけど…。正直、店で売ってるのを見かけたり、っていう記憶も全然ないんですよね。

山: サテラビューは最初、通販でしか買えなかったんですよ。サービス開始から半年ぐらいしてから店頭販売もされるようになったんですけど、それも一部の店舗だけでしたからね。

A: あー、そうだったんですね。そもそもウチはBSの受信環境もなかったしなぁ。

▲サテラビューの初期パッケージ。通信販売で購入するとこちらの段ボール箱で屠けられた
▲後に開始された店頭販売用のパッケージ。左の段ボール箱に、カラーのスリーブがかけられた

 

山: 僕も当時大学生で一人暮らししてて、衛星放送は受信してなかったんですけど、とにかくサテラビューで遊んでみたかったから、まずはパラボラアンテナを買って、設置も自分でやりました。それも大変だったんですけど、サテラビューのセットには、本体以外にもAVセレクタや、電源を一本化するボックスが入ってて、接続もかなり複雑で難しかった記憶があります。

▲サテラビュー本体。左上方に見えているのがスーファミ下部に接続するコネクタ。右側の溝にBSチューナーからの音声とデータのケーブルを通して接続する仕組み。内部には拡張コネクタもあった
▲こちらは、タカラトミーアーツ製カプセルトイ「Nintendo History Collection」。指でつまめるサイズながらAVセレクタやACアダプタまで再現

 
A: パラボラの設置からとは、気合が入ってますね~。で、なかなかの苦労をして導入したサテラビューは実際のところ何ができて、どんなところが面白かったんでしょう?
 
山: BSの「セント・ギガ」という音声放送局で、音声と一緒にスーパーファミコン用のデータが放送されていて、それが「スーパーファミコンアワー」と呼ばれてたんですけど。この放送をサテラビューで受信するとゲームをダウンロードできたんです。任天堂はもちろん、スクウェアやエニックス、ハドソン、バンプレストといったメーカーも参入してて、サテラビューでしか遊べないオリジナルのゲームがあったり、通常のカセットで発売される新作の体験版がプレイできたりもしました。
 
A: へ~、サードパーティーもそんなに参加してたんですか。でもやっぱり、無料でゲームをゲットできる、というのが一番大きなポイントだったんですかね? 個人的には、当時Macを使ってパソコン通信やインターネット接続も日常的にしていたもので、あまりその辺では新鮮味を感じてなかったんですけど。
 
山: すでにインターネットを使っていたら、そうかもしれませんね…。まぁ、これ以前にも、セガのメガドライブ用周辺機器「メガモデム」で楽しめた「セガ ゲーム図書館」とか、そういう前例はあったんですけど、スーパーファミコンという大メジャーな家庭用機ベースで、しかも無料でゲームをダウンロードして遊べるというのは、当時まだまだインパクトがあったと思いますよ。

(次ページへ続く → “放送とゲームの融合… それが「スーパーファミコンアワー」!” [2/3] ) 

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