峰不二子が起点 〜大編集後記。

 

小泉今日子さんを表紙にして、女特集を組むというのが早々に決まった。次はどんな切り口にするかに悩む。キョンキョンだったらもちろんカワイイでもくくれる。だが彼女はいつも変化を見せてくれ、若さを武器にしたアイドル時代もどこか微妙に違っていた。一度キョンキョンから離れて、僕が組みたいと思う女特集のキーワードをいくつか挙げてみた。女、オンナ、おんな…。カワイイではない…。ブツブツと続けながら出てきたのは、魅惑、エッジ、魔性、あばずれなどなど、これってそのまんま峰不二子だなと閃く。よーしこれだっとなり、そうした女たちの選定は極めてスムーズに進んだのだが、どんな言葉でくくるのかは最後の最後まで悩んだ。こんなことで悩み抜けるのが雑誌作りの楽しみであり醍醐味である。そうしてハマったのが、シンプルにカッコいいだった。これだったらキョンキョンにも峰不二子にも、すでに選び始めていた女たちもすっぽりと包み込めるじゃないか。楽しみ、醍醐味としたのはこういうことである。言葉選びってのは、実におもしろい化学反応を作ってくれるものだ。

 

となれば、顔はキョンキョンに委ねたが象徴は起点となった峰不二子に託すことにして、こんな扉を作ったのだ。彼女にバイクがしっくりくるのは言うまでもなく、おそらくかつての女性ライダーは彼女を求めたのではないだろうか。メットを脱いで長い髪を書き上げる姿は、男にとってもたまらない瞬間だ。その感覚を我々世代に植え付けたのだから、バイクに乗った峰不二子以外考えられない。てなわけで、このようなビジュアルが完成した。

 

で、リードと言われる文章に取り掛かる。ジュディ・オングが歌ったとおり、女は海である。様々な魅力がありながら、ガキの頃はカワイイがほぼすべてだった。ブラウン管の中にも、クラスの女の子にもカワイイを基準にして求めた。だが、その価値基準を破壊したのがやはり峰不二子だ。「フージコちゃ〜ん」と追いかけてくるルパンをヒラリヒラリかわすのがカッコよかったし、まだよくわかっていないながらセクシーってのを少しずつわからせてくれたのだ。以降、カワイイだけでない女の奥深さに成長とともにはまっていく。クラスメイトも中学になるとカッコいい子が少数派ながら出てきた。高校になればますますだ。そう、男は男になって初めてカッコいい女に吸い寄せられていくのだ。と、そんなことを考えながら書いたリードに、ぜひうなづきながらお付き合いくだされ。

 

そして今回は『昭和40年男』初となる試みに出た。ご覧のこのページは、本来だったら特集のドアタマを飾るのだが今回は変化球だ。長い構成にしたキョンキョンページをpart1として、その終了後に突っ込んだ。ここよりは怒涛の攻めでいくぞとの宣言ページでもあるのだ。うんうん、やったことないことをやるのってスゲ〜気持ちいい。と、そんな最新号とビールを今すぐゲットして、週末を楽しんでくれっ!!

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