閉店の無念をバネにする!!

最近重大発表を連発しているのは、そんだけ盛り上げていくことに必死なのだ。つい先日発表のフォレスタのフロデュースもそうだし、約一ヶ月前には歌謡曲バー「スポットライト」と業務提携して歩んでいくことをつぶやいた。オーナーの安東さんとは「博多秘密基地」で知り合い、その後友好を深めていき共に歩もうとなった。この歳になってかけがえのない友と呼べる存在が1人増えたのはうれしいことで、『昭和40年男』という特殊な仕事による恩恵だと神に感謝している。

 

彼は博多と新橋に2店舗ずつの歌謡曲バーを展開していて、コロナによって大変な苦境を強いられ続けて来た。根拠のよくわからない “バー” とのカテゴライズによる被害も大きいし、そもそも会社に通わないことを社会が推奨しているのだから街に人はいない。出社率を下げている会社なんかでも、帰りの飲食禁止を打ち出しているところが多く、僕の知り合いの多くが「呑みに行きてーっ」と叫んでいる。そんな状況下で彼は、極めて苦渋となる選択をした。社員とその家族を末長く守るために下した判断ながら、その悔しさは痛いほどわかる。今日のつぶやきは僕に代わって、我が友、安東さんの叫びを聞いていただきたい。

 

【SPOTLIGHT-J 閉店にあたって】

2013年8月のオープン以来7年2ヶ月トライし続けたSPOTLIGHT-Jは、
明日10/3(土)をもって閉店いたします。
応援頂いた方々には感謝とお詫びの気持ちでいっぱいです。

「昭和50年代生まれのためのヒットソングコミュニティ」というコンセプトでオープンした
90年代J-POPバー。
そのコンセプトが間違っていたとは思いません。
ただ、オーナーである私がその世代ではない以上、
誰かがそのコミュニティ創造の主役にならなければ店は発展しません。
その「誰か」と巡り合う事が出来なかったというのが正直な感想です。
おそらくそのコミュニティ創造は
レコード世代のスポットライトより難しいのかもしれません。
多様化した音楽ジャンルとか、パッケージへの愛着とか、
カラオケボックス以外の仲間との楽しみ方とか、「懐かしさ」の感覚値であるとか…
そういう事がやっぱりスポットライトとは違う。

しかし、不確実性の高い時代になればなるほど人は
「確実な過去、みんなが知ってる過去」に対して安らぎや共感を感じるものだと思います。
コロナ禍におけるテレビ番組やSNSリレーを見てもそれは明らか。
なんせ不確実性の極致の時代と言えますから、
これからも「過去に対する安心感情」傾向は加速すると思います。

「我こそは」というパートナーと巡り合った時には
「昭和50年代生まれのための90年代J-POPバー」に再チャレンジすべく、
そのコンテンツを倉庫にしまっておきたいと思います。

 

潔すぎる言葉だ。彼がこの決断をしなければならなかったのは、そして新宿店も閉める結論を導き出したのもコロナ禍における不振である。そこのせいにせず、己に課した高いハードルを明日閉店のタイミングで語るとは、やはり男と見込んでお付き合いさせていただいているだけある。だがあえて、僕の気持ちで代弁しよう。憎っくきコロナめ、そして思考停止を促す憎っくき一部メディア人め、さらに対応にドタバタを続ける政府め。おかげで心血注いできた店をたたむことになっちまったぜ、バカヤロー!! そして彼のメッセージはさらにこう続く。

 

最後に、店内トイレに掲示しているSPOTLIGHT-Jに込めた私の想いをここで紹介し、
これまでのご愛顧に対する感謝と再起への願いとさせていただきます。
皆様本当にお世話になりました。
来週から天神店のみとなった福岡は♫歌謡曲一本♫で勝負します
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幸せな世紀末1990年代。
それは、音楽が一番売れていた「ポップスバブル時代」だった。
レコードからCDに変わり聴くだけの時代から自らも歌う時代へ…。
流行歌は「歌謡曲」から「J-POP」へと名前を変え、
多種多様、ハイクオリティな音があふれた。
僕ら歌謡曲を聴いて育った世代は「聴き手」だけでなく「送り手」としても活躍し、
以後の世代へ確かに何かを残して行った。

流行歌はある特定の世代だけでなく、ある特定の趣味の世界でもなく、
その時代を映す鏡、その時代に生きていた人々の共通言語。
1990年代は「流行歌が生きていた」最後の時代ではなかっただろうか?
「失われた十年」と言われる1990年代。
「流行歌が失われていった十年間」であった事は確かだ。
失われた物は大きい。
でも、失われる直前の輝きこそが一番美しいのかもしれない。

「スポットライト J」。
この店ではそんな「幸せな世紀末」に青春時代を送った「元祖J-POP世代」に
「流行歌という文化」を守り続けてもらいたい。
この店に来る皆さんもそろそろ過去を振り返る資格のある「大人」になっているだろうから。

歌謡曲バー スポットライト 代表 安東暢昭

 

いつかきっと復活させましょう。その日まで、博多と新橋の2店舗を盛り上げていこうぜ!! みなさんもぜひ応援願います。

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