長谷直美さんの魅力 ~大編集後記。

特集の後半となった、『西部警察』以外の刑事ドラマセクションのトリ(この後、番外編へと続く) を飾っていただいたのが、長谷直美さんだ。おきれいですげーカッコいい。この写真、凛とした雰囲気があるのに視線はすごくやさしくてなんだか不思議に思えてくる。これこそ紙で見ないともったいない。中面で使われている『太陽にほえろ!』からの運転シーンもドキッとするほど魅力的で、ぜひこちらもあわせてお楽しみいただきたい。

 

インタビューに応じてくださり、当時を語り尽くしていただいた。その言葉の数々もカッコよくて惚れ惚れする。巻頭を飾る名言集の「FEATURE WORDS」では、当時の現場の話やドラテク習得にまつわるおもろしいエピソードから引っ張ろうと思ったのだが、クルマ特集として手に取ってくださった方々にはこちらの方が刺さるだろうと選んだ。

「今はロボットみたいなクルマも多くて、運転するおもしろさが感じられない」

そう、かつてのカーキチたちから最近のクルマを嘆く声を聞くことは多い。それを長谷さんの口から代弁していただけたことに酔っている僕だ。

 

これ以外にも、心の底からクルマを愛しているのがビシビシと伝わってくる言葉が並ぶ。そして当時のクルマ愛もだ。結果、国内A級ライセンスを取得してレーシングチームを結成するに至るのだからすごい。そう、やっぱり “カッコいい女” なのだ。

 

年齢を重ねていくことで、人は誰でもみんな若さの張りを失っていく。どうしようもないリアルで、誰もにほぼ平等だろう。が、その一方で年輪からにじみ出る魅力は加齢により備わる大きな武器だ。どうしたら手に入れられるかは、50も過ぎればみんな分かっている。が、その生き方に向かっていくことが困難なことも分かっている。シンプルに言えば努力ということだが、加齢はそこへと向かうパワーも減退させがちである。だからね、こういう素敵な写真を眺めて自分を奮い立たせるんですよ、みなさん。そんな気になれる『昭和40年男』をまだゲットしていない方は、人生損するぞ。すぐに書店へと走り、このページを強く深く眺めて感じて欲しい。明日へ突っ走れ(by タメ年の奥田民生さん「風は西から」)!!

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