第3の善玉!酪酸菌とは…の巻

「腸活」という言葉もよく耳にするようになり、健康のためにはまず腸を整えるという考え方が定着しつつあります。腸をと整える善玉菌といえば、乳酸菌、ビフィズス菌が真っ先に思い浮かぶのですが、実はもうひとつ「酪酸菌」という重要な善玉菌があるのだそうです。今日は、最近特に注目を浴び始めた酪酸菌について、そもそも酪酸菌とはなんなのか?その効能や、どうやって摂取すればいいのかなどをちょっと調べてみました!

酪酸菌という言葉は初めて聞いたけど「ミヤリサン」という名前なら聞いたことがある!という人はいるのではないでしょうか? 子供の頃からお腹の調子が悪くなると飲まされたという記憶はありませんか? 実はこのミヤリサンこそが、酪酸菌なのです。1933年に宮入近治博士が発見し、宮入菌と名づけられました。そう考えると、ずいぶん昔からあったものなんだとあらためて身近に感じたりします。その「身近」感をより感じさせるものが「ぬか漬け」です。日本人のソウルフード(最近の人はあまり食べないかもしれませんが…)のひとつ、ぬか漬けには、今注目の酪酸菌が豊富に含まれているというのです。

言葉で聞くとあまりなじみがないという印象の酪酸菌ですが、実はとても身近だということがわかったところで、次はその効能・効果を調べてみましょう。もちろん専門的なところでいうと、酪酸菌にもいくつかの種類があるのですがそのあたりはここでは割愛します。とりあえず一般的に言われている代表的な効果などについてのみ述べさせていただきます。

腸内環境を整えるという意味では、乳酸菌やビフィズス菌と似た働きをするのですが、この酪酸菌特有の最も重要な働きは「大腸をを動かすためのエネルギー源である酪酸を増やす」というところです。腸管粘膜の傷まで修復してくれるという酪酸を増やしてくれる酪酸菌の働きというのはとても大きいと言えるようです。さらに注目すべき役割が「免疫バランスの調節」です。免疫と聞くと、たくさんあったほうがいいような気がしますが、過剰な免疫反応はかえって悪影響を及ぼすことがあるので、それをを抑えている制御性T細胞の数を増やす役割も酪酸が担っています。では、酪酸そのものをたくさん摂ればいいのでは?と思うのですが、それがそうもいかないようなのです。なぜかというと、あまりに不味いため口に入れること自体が困難であるということと、仮に口から飲んだとしても、小腸などで吸収されてしまい大腸までたどり着けないという二つのはっきりした理由があるのです。とにかく大腸にある酪酸を酪酸菌の力によって増やす!という方法しかないのです。

単にお腹の調子を整えるだけでなく、腸管粘膜修復のための手助けまでしてくれる驚きの酪酸菌、では家にぬか床があって毎日ぬか漬けを食べているという人以外は、どうやって摂るのがいいのでしょうか? もちろんミヤリサンを摂取してもいいのですが、すでにあれもこれも飲んでいて「サプリメントだらけになってしまうのは…」という人、食品から摂りたいという人はどうずればいいのでしょうか。「酪酸を作ってくれる酪酸菌がエサとする成分」をたくさん摂ればいい(ちょっとややこしいですか?)ということなのですが、酪酸菌そのものを体内で増やすには、「水溶性食物繊維」をたくさん摂ることが推奨されています。具体的にどのようなものがあるか、下記を参考になさってみてください。

  • イヌリン:ゴボウやタマネギ、キクイモに多く含まれる。
  • ペクチン:柑橘類、リンゴ、バナナなどに多く含まれる。
  • β-グルカン:大麦や酵母に多く含まれる。
  • トウモロコシの水溶性食物繊維:トウモロコシに含まれる。

また、水溶性食物繊維ではありませんが、タマネギ、ゴボウ、アスパラガスなどに含まれる「フラクトオリゴ糖」も酪酸菌を育てるエサになるそうです。最近では、料理や飲み物などに気軽に入れられるシロップタイプのものが比較的手に入りやすくなりましたので、砂糖の代わりの甘味料として取り入れてみてはいかがでしょう。

そしてタマネギは高血圧にもよいと言われていますし、今回のおすすめ食材にも登場していますから、ある意味最強の野菜=タマネギと言ってもいいのではないでしょうか? 和洋中問わずにどんな料理にも使いやすいタマネギをたくさん食べましょう!

また、最近話題になっている「ヤセ菌」「デブ菌」ですが、このヤセ菌が善玉菌であることはご存じですよね? どんなに運動しても、食べる量を減らしてもやせない、やせてもすぐリバウンドしてしまうという人もぜひ善玉菌のひとつである「酪酸菌」を増やして、太らない体質を目指してください!

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