おっさんの見聞はまだまだ浅く狭い。

先日、取材で島根県の浜田市に出かけたことはこのサイトでお伝えした。島根には幾度となく訪れていた僕だが、浜田は初めてで目から鱗のことがたくさんあった。仕事柄、全国各地に赴ける果報者で気に入る街が多くて困る。というのも、一生かけても回りきれないくらいの街がストックされていて、浜田は魚がうまくて人がよく、いつかまた旅がしたい街の1つに加わったのだ。

 

写真は赤天という白身魚のすり身に唐辛子が練りこまれていて、ぬぁんとパン粉をまぶして揚げたものだ。全国各地に魚のすり身を使った名物は多い。どこでも間違いのない味で喜ばせてくれるが、この赤天はそれらとはちょっと違う。パン粉のせいだろうか、B級感が強く出ているのだ。さつま揚げなんかは、鹿児島の高級店だと箱入りで売っていたりするが、この赤天は無理だろう(失礼)。でもね、僕にはこのB級感がたまらなくいい。呑みにいったちょっと敷居の高い魚の店でも、このメニューはマヨネーズに唐辛子をふって出てきた。高級料理店もB級感を目一杯演出して提供する一品なのだ。

 

旅が大好きだ。最近の若者は好まない者が多いらしいが、ネットで世界中とすぐに繋がれるのだからわざわざ出かけなくてもいいと思ってしまうのも仕方なしかもしれない。そんな社会で、今やおっさんの戯言かもしれないが、そこには大きな落とし穴がある。親しい若者たちやイベントなどでしゃべることがあれば、僕は堂々と自分の意見を主張する。百聞は一見にしかずなんだぞと。

 

僕自身も、海外はなかなかチャンスがなかった。が、仕事で知り合った偉大なる先輩が、中国広州へと行くチャンスをくれた。2000年のことで、それはそれはめまいがするほど未整備だった。が、これからどんどん発展するぜという熱と勢いであふれていて、逆に日本がまずいぞと思えた。この感じは未成熟な街にいながら現地の方々とコミュニケーションしなければ、絶対に得られなかった感覚だ。

 

旅は観光ではない。それは、現地の方々とのコミュニケーションがあるかないかが僕が主張する差異だ。あっ、そういえば博多も人がいいんだよね。6月7日に『福岡博多秘密基地』があるから、遠方の方は参加するだけで旅になるってもんだ。ぜひっ、…ってそこか(笑)。

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2件のコメント

  1. こんばんわ! 魚のすり身を揚げたのなら、広島でいうところの、がんす と同じようなものかも知れませんね!
    次の機会には、酒の都、酒都(しゅと)西条を案内しますね!

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