表紙で振り返る2014年。その参。欽ちゃんの眼光に失神寸前!?

年末年始のブログスペシャル企画『表紙で振り返る2014年』も第3弾である。この号もこれまた心に残る仕事だった。

S40_25号表紙K

ひとりの人物で特集をやってみたい。編集会議の度に出されては消えた企画であった。とくに欽ちゃんは僕にとってスーパースターだ。お笑い芸人を夢見ていた小学生の頃、その天才ぶりを綴ったマンガを読んで深い感銘を受けた。そしてその時にしっかりと記憶していたのが、欽ちゃんは5月生まれだということだ。お袋がよく「5月生まれの子は頭がいいのよ」と言っていたのとしっかりリンクしたから覚えていたのだ。そこで「5月生まれの欽ちゃんだから5月発売号でやろう」ということになった。

なんといっても、インタビューに2日間も付き合ってくれた欽ちゃんに感謝である。両日合わせるとなんと10時間以上にもなった。その間まったく途切れない集中力に脱帽した。その眼光はいまだに恐ろしい(笑)。目を合わせればその人間がわかるとおっしゃる欽ちゃんは、瞳の奥の方から鋭い光線が放たれ、こっちの考えていることや、これまでの人生までをも赤裸裸にされてしまうような気がした。これは欽ちゃんの必殺技なのだと、思った。

たくさんの方々から欽ちゃんの話を聞いているうちに、人から愛されるのも天才なんだとわかった。それは「仕事が趣味」だと言い切って集中する力やひらめきもあるが、それだけでなく前述した鋭すぎる洞察力から人をいい方へ導くからだろう。さらにそこには愛や人柄といった、欽ちゃんらしいファクターもプラスされるから、そりゃあ愛される。まるで及ばないながら、そこに近づいていく努力はしたいと思った取材現場だった。

表紙は文字の配置でさんざん悩んで、いくつもいくつも作った。こういった作業は欽ちゃんじゃないけど趣味領域(!?)で、楽しくていくらでも追い込んでしまう。それもモニター越しだと質感がつかめないから、プリントして並べて比較したりする。大切な資源を使って作り込んでいるのだから、読者さんたちの明日への邁進に繋がらなければイカンと戒めながら奮闘したのだ。今年の表紙でもっともたくさん刷ったのがこの表紙だったことも、深く心に残っている。

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2件のコメント

  1. 読み込んだなこの号(^^)v
    欽ちゃん愛に溢れてたよね。
    どうしたらみんなに愛されるのかね?
    自分自身が強くならないと駄目なんだろうね、色んな意味で。
    頑張りましょう(^_^ゞ

    • そうですね、頑張りましょう。
      そう思える前向きな気持ちを持ち続けるように、互いに刺激しあいたいですね。

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