吉野家との長い付き合い。

写真牛丼は、どこまでうまくなれるのか。とのキャッチコピーを掲げて、消費税増税とともに値上げに踏み切った吉野家の牛丼をいただいたのは、もう1ヶ月近く前のことだ。たいした舌でない僕にも、変化がわかった。確認のためつい先日違う店舗にも入ってみたが、やはりうまくなっている気がする。牛丼チェーン3大手の価格戦略の違いが騒ぎになったのがもうずいぶん前のことのように感じられ、今さらながらこれほどハッキリ分かれたのは面白い現象だったが、僕は吉野家派で、今回の値上げとともに打って出た味の進化には賛成である。

すき屋すき屋2牛丼といえばすき屋のリニューアルオープンが話題となっている。僕の家の近所にも張り紙が出された店があって、工事をしている様子なんかまったくなくておかしいなと思っていた。しばらくして店内を見えないようにしたが、工事をしているようには感じられなかった。当初の張り紙によるオープン予定の翌日に通りかかると、期間が延長された張り紙に変わっていた。果たして今度はオープンできるのだろうか?

さて、僕が吉野家をこよなく愛するのは、以前も書いたことがある中島みゆきさんの『狼になりたい』の影響が強い。深夜の吉野家を舞台にした、あの物悲しい雰囲気を味わいたくて、夜中に1人で行っては牛皿でビールを呑んだ。そんな背伸びするような気持ちを何度も経験させてくれた感謝が、今も吉野家へと結びつけている。

「やったねパパ、明日はホームランだ」のキャッチコピーのCMも想い出深い。牛丼がすごくうまそうに見えて、両親に何度もねだり、やっと念願が叶って家族みんなで食べたことがある。当時はまだ牛肉は高価で、特別な日に出てくるものだった。だから両親は、この値段でホントに牛肉なのかを疑いをかけ、試しにおみやげパッケージを買ってみようとなったのだ。そんなことで念願がかなったのが忘れられなく、味の記憶とともに強く残っている。だがそれ以来、買ってくれることも店に連れて行ってくれることもなかった。

この日からずいぶんの時を経て、自分の力で食う日が来た。初めて座ったカウンターの紅ショウガは衝撃だった。連れて行ってくれた吉野家デビューが先輩の友人に「それ(お新香)自由に食っていいんだよ」と、まさか有料とは知らずにハメられたなんて想い出もある。今のようにどこにでもファミレスやマックがなかった時代に、友と語り合う舞台にちょうどよかった。こんな風にいろんな想い出が染み付いていて、吉野家のイメージは高いのだ。

値上げ直後に食べた時についていた写真のクーポンの期限が、今夜12時までに迫っている。たかが50円、されど50円が悩ましいところで、冒頭には確認ためと書いたが、実はコイツの期限によるところが大きい(笑)。

4件のコメント

  1. 田舎の山口県では高校当時牛丼屋がなく(今でも8店舗しかない)
    テレビで見る吉野家に憧れていました。
    修学旅行で「並、ぎょく、味噌汁」と注文するするとみんなで決めていましたが、
    店の前で記念撮影でした。ローソンの前でも記念撮影しました。
    牛丼を食べたのは大学に入ってからでした。(期待したほどおいしくなかった…)

    • そうなんですね。期待が膨らんで思ったよりおいしくなかったというのはわかるなあ(笑)。

  2. すき家でもなければ、ましてや松家でもない。
    オレはなんでも吉野家なんだ。
    誰がなんと言ようが。
    今日の昼メシ、たまたま数ヶ月ぶりに吉牛。
    編集長の言うとおり旨くなったように感じた。
    あの丼デザインも気に入っているんだな。-_-b

    • ありがとうございます。うまくなりましたよね。肉とタレがよくなった。そうそう、どんぶりのデザインは僕も大好きで、これこそ牛丼ですね。それと食券でないのを貫いているのも、おっさんにはたまりません。

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