大編集後記その十一。認知症への恐怖。

認知症「せっかく楽しく読み進めているのに、このコーナーは現実に戻されるからいらない」との、一部不評の声をいただいている(笑)。『昭和40年男のための健康講座』では、今回認知症を取り上げた。この企画のそもそものスタートは、創刊号で組んだ第2特集『10年後の自分計画』との企画内で、体のケアは重要なのだと『血管力をあげる』としてお届けしたところ大好評をいただき、創刊第2号から連載を続けている。つまりは、創刊からずっと、なんらかの健康講座を続けてきているのである。個人的には肝臓と痛風の回がもっとも気になったところであり、これ以外にも毎号頭が痛いページで、実は冒頭のセリフは僕が言ってもおかしくない。

最近もの忘れが…とのセリフをよく吐く僕であり、タメ年男たちからもよく聞くのはちょっぴり寂しい。まずよく出てこなくなるのは人の名前ですな。記憶力が弱まっていることも痛感させられることが多いが、困ったのはチョクチョク接する方の名前が突如出てこないことがある。チョクチョクとしたのは、しょっちゅうではないレベルの方々なのだ。このゾーンにいる方の名前で、しかもクライアントの時の焦りったらない。“しょっちゅう”会って仕事をしているAさんと会話しているときに、同じ会社で“チョクチョク”世話になっている「そういえばBさんはお元気ですか」と切り出そうとした瞬間に凍り付く。「そういえば」以降を必死で大転回させて「そういえば…(間)、『あまちゃん』見てます?」といったごまかし方で、汗が噴き出している。そして後にその方の名前を思い出そうとするのだが、顔も声もハッキリしているのになかなか出てこない。やっと思い出した時は、なんだか脳内が活性した気分を味わうほどだ。みなさんはいかがですか?

それと、なぜここに来たのかを忘れることが増えた。僕の仕事環境はメインデスクと、経理系の仕事をこなす別室がある。そこに行き、さてなにをしにきたのだと、自分の行動の目的を忘れているなんて恐ろしいことがあるのだ。それと電気消したかとか、鍵かけたかとか心配なって戻ることもしばしば。でも大概は忘れていないしっかり者だったりする。

こんなのは笑えるレベルだろうが、実際タメ年たちで苦しんでいる声をよく聞く。その多くは認知症にかかってしまった親の話だ。認知症だけでなく、親の介護問題は我々世代に重く大きくのしかかってきて、とくに認知症はつらい思いを強いられる。そんな苦しみの声が多く寄せられていて『昭和40年男』としても今後取り組んでいくべきテーマのひとつだろうと、現状では検討を重ねている段階だ。

 

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3件のコメント

  1. 最近、検索しようとパソコンを立ち上げると何を検索したかったか忘れてしまいます。

  2. 人口の多い圧倒的なクズ世代昭和40年生まれが、そろって認知症になり社会の足をひっぱるとかまさにおぞましい未来像だな。

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