昭和40年男の人口問題。

2009年10月29日創刊した時は、まだ44歳になったばかりだった僕も、今や還暦が目の前の57歳だ

ありがたいことに取材依頼が入り、受けるにあたって俺たちの人口について再確認、検証してみた。『昭和40年男』でいうところの “タメ年男” は、1月1日生まれから翌年の4月1日生まれまでをその対象としている。昭和40年生まれが86万人で、翌年生まれは丙午の影響で70万人にグーンと減る。僕が現時点でつかんでいる統計で月別は持っていないから、少々乱暴に上記の考え方にはめると、昭和41年男の70万人を12分の3ヶ月ということで割ると17万5千になる。どうやら100万人くらいがタメ年男である。ここに前後年齢層がターゲットとして加わるから、読者対象は500万人以上いる。創刊時にマーケティングらしきものはなにひとつやらなかったが、この数字感だけは頭にあり、十分に成立させられると考えていた。

 

さて、弟の『昭和50年男』を見てみよう。団塊ジュニア直後世代だからグーンと多くて約96万人いて、同じ論法で早生まれを加えると約120万人になる。前後世代もターゲットとして考えた時に、昭和47年から49年は3年連続で100万人を超えるというビッグサイズである。ご周知のとおりこれを最後に減少の一途であり、ついには50万人を切ってしまい、男女合計でも100万人を切った。つまり将来同じコンセプトで勝負を仕掛けるときには、そのスモールサイズに変容しているのだ。って、それまで生きているかは分からんが。

 

さらにはどうかというと、こちらも同じ計算で117万人となり、よくよく考えると長男が一番苦戦を強いられるサイズなのだ。

 

そして気になるのが、同世代がどのくらい亡くなっているかだ。前述したのは現状であり、出生ベースのデータと照らし合わせてみればわかる。どのくらいだと想像するだろうか? この先を読む前にしばし、シンキングタ~イム!!

 

では発表しよう。昭和40年生まれ男子は94万人いる。うぎゃー、もう8万人も減っている。約9人に1人ということで、義務教育時代のクラスであてはめれば2人の男子がいなくなっている。幼児期の死亡や、海外に国籍を移した方々もおそらくこの数字には含まれるだろうから、クラスで例えるのはやや無理があるかもしれないが、イメージとしてはまあそんな感じだろう。弟の減少は約5万人で、妹は約3,000人とかなり低い。ならばタメ年女たちはどうか? こちらも3万人弱と、男に比べるとだいぶ低いのは、男の方が生活習慣に問題があって早死にしている気がしてならない。と、生活習慣のことなんざ考えもしない僕がよく言ったものだ。が、還暦時まで人口を減らさないように、お互いがんばりましょう。還暦上等!!
 

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