唇をかみしめてと有線放送。

10代後半から20代前半にかけて、は居酒屋の兄ちゃんだった。午後3時前に店に入って開店準備をしている時間は、有線放送によるミュージックタイムだ。邦楽のなんでもありチャンネルで、新旧の歌謡曲やポップスが流れていた。自宅では洋楽ばかりを掘り込んでいたから、この有線放送による邦楽パラダイスは、バランスが取れていい影響をもらった。流れてきた曲で知らないけどいいなと思うと、ソッコーで電話して曲名とシンガーを聞く。有線放送にはそんなサービスがあり、これで知った曲がたくさんある。その一つが吉田拓郎さんの「唇をかみめしめて」で、「結婚しようよ」のイメージが強くてそれまであまり好みでなかった拓郎さんの世界に、強くのめり込むキッカケになった。

 

今はわからんが、当時の呑み屋は多くがBGMに有線放送を採用していた。小さめの店でよく聞こえるコンディションだと公衆電話でリクエストする。1曲10円のジュークボックスのようなものだ。前述のように、問い合わせによってお気に入りが見つかるとパワープレイする。仕事とは言え開店準備の時間も、プレイタイムだった。

 

と、なんでそんなことを思い出したのか? そしてこのつぶやきでなんでこのビジュアルなのか? 僕がガンガンに推しているコーラスグループの フォレスタが、ミニアルバムをリリースしたことを先日つぶやいた。このド頭に収録されたタイトルチューン「君の道を」が、お問い合わせ数で1位を獲得したのだ。あの若き日に「この曲って誰のなんですか」と興奮しながらコールした自分を思い出すとともに、同じ気持ちで問い合わせてくれた人がたくさんいたというのがうれしくてうれしくて、つぶやいちまおうと思ったわけだよ。

 

発売元のテイチクのプロデューサーは、コロナ禍で暗い世の中に理屈抜きの明るさを提供することを主眼にして制作にあたった。プラス、昭和の香りを入れ込みたいと。その狙いどおりの曲が、呑み屋で多くの問い合わせにつながったのだと思うと、やはりうれしくてうれしくて。このPVで皆さんも元気になってちょうだい。

 

p.s.『昭和40年男』プロデュースで、俺たち世代向け動画もアップしているので、こちらもぜひお付き合いくだされ!!
 

 

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