松田優作になりたい。〜工藤俊作の登場〜

人間の証明
『太陽にほえろ!』に新たなヒーロー像を見出した俺。
そのなかでもジーパン役で心に深く刻まれた松田優作だったが、
その後しばらくは見ない時期が続いた。
「あっ、久しぶりだ」と見た昭和52年の『人間の証明』の彼からは、
ジーパンのときのようなきらめきを受け取れなかった。

演技がどうこうとかを語れるほどの視点を持っていなかった俺にとっては
「母さん、ボクのあの帽子〜」のあまりにも印象的なセリフと、
ジョー山中の“ボヘミアン・ラプソディ”じゃなかった、
「ままぁ〜、どぁゆうりめんばー」の前に
かすんでしまっていたというのが
正直な当時の印象である。

だがその後、松田優作が俺たちの前で再び輝きまくったのが、
なんてったってクドーちゃんですよね、みなさん?

探偵物語

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