ジョン・レノンとパールハーバー。

12月8日である。80年前の1941年に、日本は開戦に踏み切った。これについて詳しく書いていくことはしないが、時の流れの中でどんどん風化している。が、一方で米中対立を真ん中に置いて、世界各国では緊張感が高まっていてなんとも危うい。バイデンさんが北京オリンピックに外交的ボイコットを宣言したのはご周知のとおりで、両国トップの言い争いは今後激しさを増していくことだろう。

 

報道から見えてくることは、どう考えても中国の行く先が理解できない。周辺国や国際社会にわがままばかりを押しつける、ジャイアンのようだ。いや、ジャイアンには意外に優しいナイスガイの面もあるが、かの男からはそれを感じることができない。

 

開戦から約40年後の1980年の同じ日に、ジョンは撃たれた。これもご周知のとおり、ほぼ即死に近かった。世界の平和を祈り続けて歌い、行動してきた男がなぜよりによって撃たれなければならないのだ。しかも開戦の日というのは偶然にしては切なすぎる。大好きなシオンさんは「12月」という曲で、クリスマス気分があふれる街には、想い出したようにジョンの声が聞こえると歌っている。確かに12月になると「ハッピー・クリスマス」や「イマジン」がオンエアされることが増える。家でもジョンをプッシュプレイすることが増えるし、つい先日はいよいよ解禁となった店で「イマジン」を歌った。コロナによって傷ついた心に、馴染み深いこの2曲は優しく響く。だが殺伐とした国際関係には、なんの効果も示さないのも切ない。

 

あの日から約40年が過ぎた。偶然ではないとするのはやや強引かもしれないが、ジョンが亡くなったのも40歳である。去年今年は、ジョンと開戦が40付近で繋がりのある節目にありながら、平和な社会とは完全に逆行している。この深刻な状況を、ジョンはさぞ残念に思っていることだろう。今宵は彼に心を預けてじっくりと呑もう。
 

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