俺の海岸物語。

♪ららら〜ららら♪と、茅ヶ崎と聞けばこう歌い出すのが俺たち世代だろう。先月の頭に茅ヶ崎で仕事があり、終了後にプチ旅行をエンジョイしてきたのだ。うんうん、戦士にもこうした時間は必要なのだ。リラックスタイムや知らない街を歩くことで得られるインプットは、仕事柄アウトプッター (!?) なには栄養である。

 

茅ヶ崎駅からまっつぐ伸びる道をゆるりと歩く。サーファー文化を感じ取れたり、いかにも湘南、いかにも茅ヶ崎なカフェや家々を眺めながら行くと20分ほどで海にたどり着く。富士山も迎え入れてくれて大変気分がよろしい。そこから西へと進路を変えるとここ、サザンビーチにたどり着く。ひえー、サザンは海岸名にもなっているのかと知らない東京人はちょっとうれしい。検索すると1999年よりこの名所になったとのことだ。『ザ・ベストテン』のスポットライトで観たのが1978年の夏だった。あの衝撃以来、キャリアを積んで1999年といえばもう大御所バンドだった。そして茅ヶ崎の宝だから当然だな。ちなみに写真は向かって右側に2人で立つと、円が結ばれて完結すると説明板があった。名付けて「縁 (円) 結びの輪」だそうだ、きゃっ。

 

しばしボケーっと海を抱きしめて (by 中村雅俊さん) ここから茅ヶ崎駅へと戻る道が、サザン通りと命名されている。もうね、次から次へとサザンの曲を口ずさむ僕で、楽しいったらない。ボケーっも合わせると約90分の旅ながら、大満足の時間を終えて男は呑み屋に消えたのであった。

 

こちらの写真は、仕事の昼食に出していただいたちがさき濵田屋さんののり弁だ。湘南エリアで配達中心の弁当屋さんだそうで、店舗も茅ヶ崎に2店と湘南エリアに数店舗展開している。「この辺では有名なんです」と、東京人にご馳走してくださったのは、この日のミッションを僕に課した茅ヶ崎のコワーキングスペース「チガラボ」の代表、昭和49年男の清水 謙さんだ。こうしたちょっとした気遣いがおっさんの心をほっこりとさせてくれる。60年続く老舗さんで、なんというかすべてが行き届いている感じがたまらなく感動的だった。こいつも旅気分を盛り上げてくれた重要な存在だったのである。

 

さてさて、今宵は長崎でプチ旅行といかせていただく。明日は今年最後のバイクイベント「カワサキコーヒーブレイクミーティング」だ。目一杯の力を込めてトークを展開するので、『昭和40年男』の読者さんもお気軽に遊びに来てくだされ。バイク乗りでなくても参加できるので、ぜひっ!!
 

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