憧れの兄貴、中村雅俊さん登場 ~大編集後記。

今日も元気に最新号 (vol.69) をつぶやく、大編集後記じゃ!!  還暦を迎えるまでカウントダウンになってきたことで、ここで一度、昭和40年男とはなんぞやと問う特集にしようと『タメ年男の正体』とタイトルしてSIDE Aにはタメ年たちをズラリと並べた。そしてSIDE Bは「俺たちを創り上げた男たち」として、そのまんまにズシっと影響を与えてくれた男たちをズラリ揃えたのだ。そのトップバッターに中村雅俊さんがご登場でいっ。

 

古希、70歳である。俺たちに青春ってやつの甘酸っぱさと、どうにもならない悲しみや悔しさが世の中にはあるってことを、ブラウン管越しにレクチャーしてくれた。そしてそれらを解決することの根本は、愛なんだとも教えてくれた大恩人だ。

 

ご覧の冒頭ページをめくると、彼の青春ドラマ紹介が並んでいる。『われら青春!』に始まり、『俺たちの勲章』『俺たちの旅』『俺たちの祭』『青春ど真中!』、そして『ゆうひが丘の総理大臣』と並び、どれも同世代諸氏には想い出深い作品ばかりだろう。2コ下の副編・竹部は編集後記で『俺たちの旅』からの影響を語っている。僕はといえば、『ゆうひが丘の総理大臣』で藤谷美和子さん演ずるフジムラに恋をしたことを、このつぶやきで告ったことがある。再放送も含めて中村雅俊さんの主演作品にどっぷり浸かってきた俺たちで、等身大のありえる世界だからこそ心を委ねたのだ。

 

雅俊さんといえば、歌手としての存在も俺たちには大きい。今回の6ページでは、その取り組みについてもじっくりと語ってくれている。今なお、精力的にライブ活動を続けるその原動力とは? 本文を楽しんでいただきたい。俳優として、歌手として、そして人間として中村雅俊さんに惚れ込んでいる女子たちも、この6ページを見逃す手はあるまい。

 

『ゆうひが丘の総理大臣』のエンディングナンバーの筒美京平作品「海を抱きしめて」が大好きで、河口恭吾さんとお仕事させていただいた時には、この曲のカバーを嘆願して実現した。人に歌わせるだけでなく、自分もやるべしとカバーして「浅草秘密基地」で披露した矢先にコロナになってしまい、しばらく歌えてない (泣) 。この曲に特別な感情移入をしてしまうのは、1時間のドラマの最後にこの曲が染み入ってくることと、最後の最後に秀逸な詩が画面に提示され、幼い心で必死に考え込んだりしたことからだ。当時10代だった僕は、50代後半になってもこうして本作りでもお世話になっているのだからありがたやでありますぜ、兄貴!!
 

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