ホーム > プロデューサーのつぶやき > 出版社として歩んだ10年。〜祝い酒〜

出版社として歩んだ10年。〜祝い酒〜

2010 年 8 月 9 日 プロデューサー コメント

クレタ(うちの会社ね)が出版事業をスタートし、
処女作であるバイク雑誌『タンデムスタイル』を世にリリースしたのは2000年4月のことだった。
今年はその10年の節目の年ということになる。
しかも当初隔月発行を続けていたため、7月発売号で100号という節目も同時に迎えた。
調子にのった我々は10&100ANNIVERSARYというキャンペーンを打ち、
4〜7月発売の4冊でお祭り騒ぎをした。

 

バイク雑誌は、書店の棚を大きく取る発行点数の多いカテゴリーの一つである。
歴史あるブランドが多くて、その中で奮闘を続けてきた『タンデムスタイル』は、
メーカーさんや業界にとってはまだまだ新人扱いだ。
今回の10周年でやっと中堅扱いになるかな?
そのお祝いにと、先日あるバイクメーカーの方々が宴を開いてくれた。
 「あめでとうございます」
お世話になってるメーカーであり、それだけでに甘えることなく
互いに切磋琢磨している関係であり、お腹の底から笑い合える仲間でもある。
そんな方々とキチンと席につき、祝いの杯をあげられるというのは本当にうれしいことだ。
 「ありがとうございます」
ありきたりな言葉の交換の裏には、10年という月日が詰まっている。
想いのこもった乾杯だ。
うちから参加したのは、初代と二代目の編集長コンビで、
先方は後ほど駆けつけてくれた方を含めると6人もの方がこの席に参加してくれたのだった。

 

あらためて10年を考えさせられることになり、
ここに書き綴っていくのもいいかなと思った次第だ。
出版事業を始める以前は広告や印刷物などをチョコチョコ扱う代理店業を営んでいた。
バイク関連の広告も扱っていて、やがてバイク雑誌を一から立ち上げるチャンスを得た。
とはいっても、広告部としてその雑誌(現在は廃刊)を応援するという程度だが、
今につながるメーカー各社に切り込めたのは大きな成果となった。
出版社と編集サイドがカッチリ組んで仕事をする月日を経ていくうち、
やがて自分の企画で雑誌をつくりたいと思うようになる。
そんなある日、神が舞い降りたのだ。

 

国内4メーカーの中でも特にコアなファン層がいるのがカワサキで、
だったらメーカーを絞り込んで出したら大喜びなんじゃないかと耳打ちされた。
その当時は編集などというのはまったく考えておらず、あくまで代理店ぽいスタンスで
企画&コーディネート、そして広告部として動くという絡み方で
立ち上げへと邁進したのだった。
出版社と編集は、それ以外に特に濃いつき合いをしているところがなかったので、
以前に立ち上げたところへと持っていった。
まずは出版社に持ち込み、Goが出て編集部に趣旨を伝え、ぜひやろうということになった。

 

そうした準備を整え、本丸であるカワサキへと持ち込むためのアポを取った日が
95年1月17日だった。
ところが、兵庫県に本社があるカワサキに、その提案をしに行く日に
阪神・淡路大震災が起こってしまった。
東京広報と呼んでいた新橋に、予定通りの朝一に出かけていく。
担当者とは会えたのだが、案の定、一緒にテレビを見つめていただけだ。
パニック状態は記憶にあるだろう、とにかく情報がつかめないということで
とてもじゃないが新創刊の話なんか切り出せる状況でなく出直すことにした。
結局被害は大きく、翌年の4月まで創刊は伸びたが
96年の春に『カワサキバイクマガジン(現存)』という雑誌を創刊させた。
初めて自分で企画した本が書店に並んだのだった。

 

なんだか社史みたいになっちまうけど
まっ『昭和40年男』のDNAということでおつきあいください。
続くよーん。

  1. コメントを募集しています。