アラニス・モリセットで巣篭もり!!

昨夜より、コロナのバカヤローゴールデンウィーク巣篭もり企画でつぶやいている。同世代諸氏にとってはあまりなじみ深くなさそうだけど、僕個人として自信を持ってオススメできる洋楽アルバムをセレクトしてご紹介する。今日は天才女性シンガーのアラニス・モリセットの世界デビュー作にして代表作の『ジャグド・リトル・ピル』だ。

 

捨て曲なしってこのアルバムのことを言うんだなと思わせる名曲にして名演、そして変幻自在の名歌唱の三つ巴を楽しめる。すげー新人が出てきたとうなったのは1995年のことだった。翌年発表のグラミー賞ではこのアルバムが見事に最優秀アルバムを受賞し、同時に新人賞 (出身のカナダではもう以前からビッグネームだったが) も獲っている。シングルヒットした「ユー・オウタ・ノウ」も最優秀楽曲賞にノミネートされ、この他にも受賞があり、まさしくグラミー総ナメ状態だった。と、彗星のごとく現れてトップミュージシャンに登りつめた96年に来日公演があり、僕が観たのは渋谷公会堂だったと記憶している。「こんな小さなところで彼女を観られるのは、未来永劫ないよ」とは、一緒に行った相棒に吐いたセリフだ。新人離れしたステージングはどこかジャニス・ジョプリンを連想させられ、僕を完全に破壊した夜だった。

 

攻撃的なアルバムだ。なのに特上なポップスアルバムなのだ。前述したジャニス・ジョプリンは強すぎて癖があり誰もが好きにはならないだろうが、このアルバムが嫌だと言う方はカレーライスが嫌いというくらいの少数派だと思われる(笑)。俺たち世代に浸透していないのは、『ジャグド・リトル・ピル』のリリース時に僕は30歳だった。この頃って音楽熱が下がっている諸氏が多くあるまいか。僕はそうだった。が、このアルバムはハンマーで僕の脳天を打ちつけてくれ、新しい音楽との出会いのすばらしさを再認識させてくれたのだ。

 

変幻自在と前述した歌唱は、聴けばきっとご理解いただける。押したり引いたりが滑らかでありながらダイナミクスが強いから、彼女に身を任すように乗っかって楽しむのがいいだろう。さらにサウンド面でも実に多彩な魅力を提示してくれるから、酒が進む進む。巣篭もりしててよかったと神に、いやアラニスに感謝するはずだ、ヒック。

 

同じくこの年に大ヒットして、アラニスと新人賞を争ったジョーン・オズボーンの『レリッシュ』も併せてオススメする。こちらは暗くて強い。アラニスとは違った意味でジャニス的かもしれないが、ジョニ・ミッチェルも連想させる。同アルバムからのヒットシングル「ワン・オブ・アス」は秀逸な歌詞とともにぜひ味わっていただきたい。きっと「ああ、この曲か」とご存知の方は多いはずだ。僕は幸運にもジョーンの来日コンサートにも出かけることができ、まったくタイプは違うが “凄みのあるライブ” を堪能できた。それは写真の2枚 (後ろはアラニスのセカンドでこれも傑作!!) でも十分に楽しむことができるはずだから、巣篭もりを盛り上げてはいかがだろう。

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