ストップ!! ひばりくん! スゲエ。

編集部にはこうしたお宝がゴロゴロしている。今日は久しぶりにひばりくんの世界を広げてみたのだが、いやー、今日のタイトルどおりスゲエ作品だ。少し以前にも『すすめ!! パイレーツ』を見つけて、“圧倒的にすばらしいリズムとセンス” だとつぶやいた。ひばりくんではさらに進化していて、もうこれは神領域だとあらためて感嘆しているところだ。

 

加えて、時代の先取りである。トランスジェンダーなんて言葉が今のように交わされる以前の昭和に、ギャグマンガで投げ込んできたのはこれまたすごすぎる。『3年B組金八先生』が衝撃的に取り上げた20年も前に、江口先生は極めて自然に、しかも笑いの中で描いているのだ。高校生だった当時の自分も、きっとひばりくんのような存在はいると自然に思えたし、もしも目の前に現れてその事実を知ってしまったとしたら、耕作とまったく同じ複雑な悩みを抱えるだろう。うなずきながら深く共感して読んだ僕で、こんなモンスター作品を最も多感な頃にぶっこんでくれた江口寿史先生に、今日あらためて敬礼である。

 

『すすめ!! パイレーツ』と同様に、登場する女の子たちのかわいいこと。だが、そんな中でひばりくんはどのキャラよりも光り輝いている。さらに喧嘩に強いし、楽器もうまい。そしてさっぱりとした性格に描かれているのも、魅力を倍加させる。そろそろ『少年ジャンプ』からは卒業かなというお年頃の僕だったが、この作品にがっちりと引き留められたことや、連載の中でもっともワクワクしながらページをめくったことまでフラッシュバックした。

 

さて、なんで『ストップ!! ひばりくん!』を引っ張り出したのかが問題ですな。それはね、つい先日副編の竹部が江口先生にお会いしてきて、その際に話した内容の報告を受けたからだ。自分を形成しているピースの1つに、しっかりと刻まれていると言えるほど尊敬する江口先生だから、僕にとっては驚愕の報告だった。言えない。まだ言えないと、こんな風につぶやくのは極めてずるいと自分でわかっていながら、その日が来た時の伏線を張っておきたくなったのさ、フッフッフ。さてさて、果たしてうまくいくかも含めて、初夏の俺たちに乞うご期待ですぞ!!

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