俺たちのベストヒーローは誰だ?

ヒーローぶつぶつ、ヒーローぶつぶつを繰り返している。というのも神奈川県藤沢市からのミッションが今週末に迫っているからだ。「目指せ! 諦めない50代」をテーマにして、「昭和ヒーローを再探訪」するという講座を開くのである。

 

そもそもの声がけでは、50代の男性たちをターゲットにして効くテーマを考えて欲しいとのことだった。僕は仕事人として小僧の頃に提案は3つと学び、今も忠実に守っている。その考え方はA案が本命でB案がその対抗、そしてC案がちょっぴり変化球的なもので、当然ながらそれぞれおもしろくというものだ。今回採用になったのはA案で、ご存知甲斐バンドの名曲「HERO 〜ヒーローになる時それは今」をタイトルにして提出した。ちなみにB案が「徹底検証!! 俺たちはなぜ熱いのか?」として、今や伝説となっている忌野清志郎さんを表紙にした号をベースにやろうと提案した。そして兄弟誌をプロデュースした僕らしい変化球は「藤沢で世代間論争が勃発! 昭和40年 vs. 昭和50年」である。もちろん最後には双方すごいね、楽しい時代を生きたねというオチにするのだが、刺激的なタイトルがいいじゃないか。これはいつかどこかで実現したいなと考えている。

 

で、市役所の担当さんたちと酒を酌み交わし… いやいや、熱い議論を交わして落ち着いたタイトルが「昭和ヒーロー再探訪」である。なにしろ創刊号で「ヒーローから学ぶ、あと一歩の底力」で組んだくらいだから、一番ラクなのを選んでくれたぜと思っていたのだが、悪い癖は自らハードルを上げてしまうことだ。それによって悩みがガツンと増えてしまった。

 

まずは本誌でも得意な章立てを設定した。今回は5つだ。そしてそれぞれの中からキャラを絞り込んで深掘りするという手法にした。すると当然ながらその選抜に悩むことになる。キリのいいところで10のキャラにしようと今のところ考えているのだが、時間の制限に照らしていくともう少し絞らなければならないかもしれない。ある程度原稿に落とし込んでリハーサルが必要ということだ。さらに、そもそも選抜自体があっているかどうかなんてこともうじうじと考えつつ、講座で提示するビジュアルづくりなどなどにも追われているのだ。と、まるで愚痴のように述べているがこれが実に楽しい。こうしたアウトプットによって、自分の考えの精度が高められるから、今密かに取り組んでいる著書にもきっと好影響が出るだろう。

 

そして最終的には「藤沢市が選出した特撮&テレビマンガヒーロー」と仰々しく装飾して、開催翌日のこのつぶやきで発表しようと考えている。僕のプレゼンを聞いた後に、参加者の皆さんにとっての1位から3位のヒーローを投票してもらい、これのポイント合計で決定させる。僕の選抜が正しいのか否か? 参加者の皆さんとの勝負であり、これも実に楽しみである。今週日曜日につぶやくイベントリポートにご注目あれっ!!

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