素人ならではの過去最強ミートソース!!

今年の目標を“自分を超える”に設定した。心技体それぞれにおいて、過去最強の自分を作る。とはいえ、体を最強にするのは残酷なほどの加齢によって大変難しいが、部分的には努力できると考えている。たとえば、去年春に出された緊急事態宣言をキッカケにして始めた体幹トレーニングのプランクの時間を伸ばすとか、腕立て伏せの回数とか、そんなことでいいから過去最強を作る。で、この写真となんの関係があるんだ? まあまあ、お付き合いくだされ。

 

僕は大晦日に脳からの仕事抜きを目的にミートソースを作る。たっぷりの材料を使い、お正月だからこそ許されるふんだんの時間を注ぎ込むのだ。毎年大晦日の午後から作業に入り完成は、元旦の夕方を目指す。たとえば今年は、大晦日の昼過ぎから作業を始め、布団に入った午後2時過ぎから初日の出から帰った8時の6時間ほどだけ火を止めたが、それ以外はコンロ最弱の火でじっくりコトコトと煮込んだ。で、じゃあ書き出しとなんの関係があるんだ? まあまあ、お付き合いくだされ。

 

元旦に完成ということは、今年最初の作業ということになる。今年立てた目標どおりに、この作業から自分を超えることにしなければと取り組んだのだ。僕はでっかい寸胴鍋を持っていて、それをおっとっとにしながらトマトを煮詰めていき完成させる。するってえと、ぶち込む材料の量を増やせば増やすほどギッュとうまいソースが作れるはずだと考えたのだ。バカな頭で考えた、これはいいアイデアだ(by キヨシロー)。

 

毎年2.5キロ前後の挽肉に対して、長年の勘を駆使した目分量で玉ねぎやワイン、その他の具材の量を決める。そこにトマト缶を少しずつ加えていき、おっとっとをギュッとさせては、またトマトでおっとっとを繰り返すのだ。毎年、写真のサイズのトマトホール缶を13〜14缶使う。ちょっと面倒な話になってきたが、今回は肉を3キロ超えに設定した。グツグツ、トマト追加、グツグツ、トマト追加を繰り返した結果使用したトマトホール缶はぬぁんと18缶だーっ。去年の13缶を軽々と超えたぜ‼︎

 

元旦夕方に完成したトマトソースは、過去の自分を凌駕した。うまいうまい。濃いソースだから、味付けは塩を少量だけでうまいうまい。昔カメラマンから聞いた話で、富士山は時間の制約があるプロカメラマンよりも、アマチュアの方がいい写真が撮れると聞いたことがある。このミートソースもまさしくそうで、プロはこんなバカげたことはしないのではなかろうか。と、そんなことを考えながら作った過去最強のソースは、冷凍庫の中にびっしりと保管されていて、これよりは度々僕を楽しませてくれるのさっ。

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