『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』は、世界で最も有名でクリエイティブなカップル、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの公私に渡るヒストリーを、二人が世界に発したメッセージや言葉、音楽・アート作品、貴重なプライベート・コレクション100点以上を通して追体験できる画期的な展覧会。
ジョン・レノン生誕80年を迎えた10月9日に開幕した話題の展覧会を、表現の世界で活躍する二人、お笑い芸人で作家のピース又吉直樹、アーティストで東京藝術大学准教授のスプツニ子!が体験し、ナビゲーターのジョン・カビラとともに、ジョンとヨーコの魅力を語り尽くす動画番組、『ナイトミュージアム ~Introduction to DOUBLE FANTASY – John & Yoko』が本日(11/12)公開となりました!
■DOUBLE FANTASY – John & Yoko とは: ジョンの故郷リバプールで開催され、異例の70万人を動員したジョンとヨーコの大規模な展覧会『DOUBLE FANTASY – John & Yoko』が遂に東京に!
二人の公私に渡る「愛と平和」のストーリーを画期的なキュレーションで再現。
今、一番心に響く展覧会がいよいよ東京にやってきます。
“DOUBLE FANTASY – John & Yoko” は、2018年5月から2019年11月までジョンの故郷であるイギリス・リバプール博物館で開催された大規模な展覧会。”ジョンの故郷であるリバプールのために” とヨーコ自身も深く関って完成させたその圧倒的な内容で高い評価と反響を呼び、会期も当初の予定から7ヵ月も延長、異例の70万人を動員しました。
話題の展覧会が、ジョン・レノン生誕80年、そしてその生涯を閉じて40年となる2020年10月9日、ジョンの故郷リバプールから、ヨーコの故郷東京にやってきます。
ジョンとヨーコの言葉・メッセージ、作品だけで満たされる世界初の展覧会となる “DOUBLE FANTASY – John & Yoko” では、この伝説的な二人の私生活や創作において共鳴し合う関係性が初めて彼ら自身の言葉で語られます。展示は時系列に沿って、前衛芸術界を牽引する一人の芸術家ヨーコと、世界的ロック・スタージョン、という二人の天才の誕生から、1966年ロンドン・インディカ・ギャラリーでの運命的出会いを経て、その後互いに影響を与えあったアーティスト活動全般を巡り、現在まで続く “IMAGINE PEACE(イマジン・ピース)” キャンペーンを探訪します。
ジョンとヨーコは、自身の知名度と影響力を駆使して世界中で平和と人権のための斬新なキャンペーンを展開し(ベッド・イン、WAR IS OVER ! (if you want it)など)、自分たちの生き方のみでなくアート、音楽、行動主義のあり方を永遠に変えていきました。二人がその愛を通して訴えた平和や人権への本質的・普遍的メッセージは今なお、また今だからこそ人々の心に響きます。
展覧会の見どころ:
◇ヨーコの「Ceiling Painting(天井の絵)」、「Painting to Hammer a Nail(釘を打つための絵)」、「Apple(リンゴ)」:1966年、ロンドンのインディカ・ギャラリー* で開催されたヨーコの個展をジョンが訪ねます。ここから全てが始まりました。
軽井沢での日々: 度々訪れていたという軽井沢での和やかな家族写真(撮影:西丸文也/Nishi F. Saimaru)とその際着用していた洋服等。
■プロフィール
【ジョン・レノン プロフィール】 1940年10月9日、英リバプール生まれ。1960年代はザ・ビートルズのメンバーとして活躍、史上最高のロックン・ローラー。66年オノ・ヨーコと出会い、69年3月結婚。二人は共作したコンセプチュアル・アート「Acorn Peace(平和のどんぐり)」「Bed In(ベッド・イン)」「WAR IS OVER!」などの平和運動とともに、「Give Peace A Chance(平和を我等に)」発表後プラスティック・オノ・バンドとして活動。ザ・ビートルズ解散後の70年『John Lennon/Plastic Ono Band(ジョンの魂)』を発表しソロ・キャリアをスタート。71年ヨーコとともに拠点をニューヨークへ移し、同年『Imagine(イマジン)』を発表、英米日で1位を獲得。72年にはヨーコと共に『Some Time in New York City(サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ)』を発表。その後も73年『Mind Games(マインド・ゲームス)』、74年『Walls and Bridges(心の壁、愛の橋)』、75年『Rock’N’Roll(ロックン・ロール)』とコンスタントにアルバムを発表する。75年、息子ショーンが生まれた事を機に主夫として生活、しばらく音楽活動を離れる。80年、5年の沈黙を破りジョン&ヨーコ名義での『Double Fantasy(ダブル・ファンタジー)』で音楽シーンに再登場。しかし、リリース直後の12月8日、凶弾に倒れ悲劇的な死を迎える。享年40歳。ジョンが遺した作品、メッセージは今もなお人々の心に寄り添い、時代を超えて生き続ける。
【オノ・ヨーコ プロフィール】 1933年2月18日、東京都生まれ。1950年代後半よりNYで芸術活動を開始。コンセプチュアル・アートの先駆者、前衛芸術家、音楽家として60年以上にわたり全世界へ向けてメッセージを発信し続ける。64年『Grapefruit(グレープフルーツ)』を出版。66年、ロンドンのインディカ・ギャラリーで開催した個展でジョン・レノンと出会い、その後共に音楽・芸術活動を行なう。68年『Unfinished Music No.1: Two Virgins(未完成作品 第一番 トゥー・ヴァージンズ)』発表。70年『Yoko Ono/Plastic Ono Band(ヨーコの心)』、71年『Fly(フライ)』他、2018年最新作『WARZONE(ウォーゾーン)』まで20作のアルバムを発表。74年郡山での「ワン・ステップ・フェスティバル」、2014年「フジロックフェスティヴァル」など日本のロック・フェスにも参加。ジョンは生前「イマジン」は『グレープフルーツ』から着想を得ていたと語っており、71年のリリースから46年後の2017年にジョンの希望通り、ヨーコの名前が共作者として正式にクレジットされるに至った。一貫してアートと日常生活の境界を崩すことを試み、彼女ならではの前衛的な方法で愛と平和を訴え続けている。「一人で夢みる夢は ただの夢 一緒に夢みる夢は 現実となる」(「Now Or Never」より)