西遊記のサウンドトラックに名曲あり。

先日ゴダイゴについてつぶやいたところ、多くのコメントをいただいた。その中に「サンキュー・ベイビー」にまつわるものがあった。『西遊記』のオープニングとエンディングテーマはビッグヒットになり、こんな隠れた名曲もこのサウンドトラックに入っているからばか売れしたんだろうな。

 

記憶にある方も多いだろう、『西遊記』の劇中挿入歌だ。堺正章さんの… もとい、孫 悟空のテーマ曲といっても過言ではないほど、彼のピン演技のバックで流れていた。夏目雅子さん… もとい、三蔵法師に叱られて落ち込んでブツブツ言いながら1人歩く。そのバックで流れている曲だ。当時の正直な気持ちとして、この曲のイメージと荘厳な風景はしっくりきていたのだが、孫 悟空が滑稽すぎて浮いていると感じていた。つまり僕はこの曲が大好きだったのだ。

 

このアルバムを手に入れた時は、中坊でゴダイゴショックを受けてから数年経ていた。中古レコードショップでBランクのものが叩き売られていて、この値段で「モンキー・マジック」と「ガンダーラ」が手に入るなら少々のキズモノでもいいやと購入した。思った通りのプチプチプチは覚悟の上で楽しんだ。そして聴き進めていくと「サンキュー・ベイビー」となり、忘れかけていた名曲の記憶が鮮やかに蘇った。前述したしっくりとこなかった日々を懐かしく思い出したのだった。いやー、音楽っていいものですね。

 

中坊からハイティーンに向かっていく時期は、なんてったって感受性が強い。泣いたり悩んだり苦しんだりばかりで、もちろん笑う日も多かったが振り返ってみたらネガティブの方が多い。50歳をすぎた今のように、笑うことを目指すなんて大人な感性はないから余計にそうだ。友人関係や将来、そして女の子とのことをウジウジ考え始めたらきりがないのは、いわばガラスの10代の特権で傷ついた分だけ強くなれる。と、今だから言えるが当事者だった頃はそれはそれは大変な日々を過ごした。そんな傷の特効薬が、偉大なる音楽だった。癒してくれることもあれば、あえて傷をズキズキさせる歌を聴いてスッキリさせたりと、もしも音楽がなかったら10代はものすげーつまらないものになっただろう。つうか、生き抜けなかったかもしれない。そのくらい音楽は俺たちに必要なんだな。な〜んて、発売直前につぶやいているのが怪しいっすね(笑)。

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