Gメン’75のおもひで ~大編集後記。

今日も元気に最新号の紹介をお送りさせていただく。ガキの頃、土曜の夜はパラダイスだった。『8時だョ! 全員集合』で大爆笑しながら月曜日の教室でのギャグを練り上げた後は、ハードボイルドな『Gメン’75』を楽しんだ。昨日つぶやいた『太陽にほえろ!』で感じたナウでヤングな印象を持たずに付き合えたという点で、親しみがあった。幼い僕にとって、土曜日9時にライバル番組がなかったことも大きかっただろう。

 

我が家は、昭和の象徴的な電気屋を営んでいた。小さな店舗を、両親と時には僕ら兄弟まで駆り出されて運営していた。コンビニなんかない時代だから店は夜の9時まで開けていて、『8時だョ! 全員集合』が終わると店じまいを手伝う。で、普段だと寝なければならないところ土曜日だけは夜更かしが許されていて、一家で観たのが『Gメン’75』だった。子供心にも店が開いているのは緊張感というほどのものではなくとも、どこか落ち着かないものである。そして普段は9時に寝かしつけられてしまうから、土曜の夜のこの一瞬にささやかな安らぎを感じていたのだろう。日曜日に向かってうれしさも大きく、週末を満喫しながら観た。だから『Gメン’75』には、ハードボイルドというよりは昭和の幸福が思い起こされる僕で、こんな感覚を持っているのは特殊なんではなかろうか。

 

『Gメン’75』といえば、思い出すのはあのオープニングテーマだ。重厚でかっこよく、ドラマのイメージにぴったりとはまっていた。その映像やナレーションもまさしく刑事ドラマであり、男心を揺さぶるものだった。『太陽にほえろ!』や『西部警察』もそうだが、刑事ドラマのオープニングテーマは一発でその世界へと誘ってくれる秀逸なものが多い。昨日出演したラジオ番組では、僕のコーナーで『西部警察』と『Gメン’75』のテーマを流したのだった。

 

テーマ曲とともに強く記憶されているのが、丹波哲郎さんのコート姿だ。男のダンディズムに強く憧れ、将来必ず着ようと誓ったのだが、55歳を迎えてもまだその日はこない。今ページを見るとちょっと昭和が強いトレンチコートだが、ウンウンやはり着てみたい。6年前にバーゲンで買ったコートがだいぶ疲れてきたから、この冬いよいよ人生初のトレンチコートかな。な~んていろんなおもひでがフラッシュバックしたページだったのさ。

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