浦沢直樹さんに学ぶ昭和40年男。

ずーっと構想にありつつも手が出せずにいた兄弟誌が、週明けの発売号で早くも6発目だ。ちょうど1年回ったことになり、来週行われる編集会議は1周年記念号でつまり2年目に突入だ。

 

10年のトレンドの差異ってのは本当に大きく、記事の内容にはほぼ口出ししていない。というより、まったく触れていないカルチャーが多くて、口出しが “できない” 記事が存在するのだ。が、ロングスパンなモノ・コトももちろんある。特に今回の特集テーマは “ブランド” なのでその傾向が強く、これまでの6冊の中で俺たち世代に突き刺さる記事が最も多く見られる1冊かもしれない。

 

特集は5つのカテゴリーで構成している。メディア、ライフ、カルチャー、ホビー、ファンタスティックだ。こうしたパート分けを明確にして特集を展開するのは “昭和40年男” と同様で、もっと言えば僕が作る雑誌はこうしたパート分けに強く執着する。巳年のしつこさが炸裂の北村流を感じていただけるのはおもしろいかもしれない。で、僕らにも刺さるという部分として、例えばメディアではフジテレビとJ-WAVE、雑誌の3つで作り込んでいて、雑誌はさすがに若干外れるものもあるが、フジとJは親和性が高い。J-WAVEで登場してくださったのはピストン西沢さんだし、まさにドンピシャである。さらにカルチャーのセクションでは、浦沢直樹さんのインタビューに成功している。俺たちにとっても5歳年上の兄貴の言葉はずっしりと重く、還暦男には見えないかっこいいメインカットも必見だ。すげーロックの匂いがする。僕の漫画単行本棚でも存在感を誇る彼で、『PLUTO』は傑作5本指に入れている。個人的にも感涙モノの記事だ。

 

僕は『昭和50年男』にプロデューサーの肩書で参加していて、せいぜいタイトルをアドバイスする程度にとどめている。表紙に関しても社内の若い(!?)編集者とデザイナーに一任していて、エアマックス95で作ると聞いてだいぶ以前のこの表紙を引っ張り出し「こんな重厚感を演出するとおもしろいんじゃない」とその程度だ。ニュアンスとしての「じゃない」も重要に考えている。そういった意味では『昭和40年男』やこれまでやってきた雑誌の経験はしっかり活用されている。

 

次号で1年が経ち、またまた次の立ち上げがやりたくなっている。どこまで勝負を続けるんだって。いやいや、浦沢さんのインタビューを読んでいると、やる気がどんどん湧いてくる。つい先日、還暦までの5年は自分を劣化させない宣言をした僕だから、氏のロックな写真はありがたく、度々眺めてお手本にさせていただくことにする。いい目標ができたぜ。俺たち世代も必見のvol.6は週明けの11日発売じゃー!!

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