給食のおもひでとミルメーク??? 〜大編集後記。

 

さあ〜、今日も元気に 最新号 のご紹介、大編集後記 をお届けさせていただくぞ。これまで幾度となくチャレンジを試みてボツになり続けてきた “食” にまつわる特集は、完成してみればウチらしいとっちらかった1冊になった。手に入れてない方はぜひっ、書店で手に取って吟味してほしい。すでに購入した方は、大編集後記によってさらなる最新号愛を育ててくれっ(笑)。

 

「俺たち腹ペコ世代」とタイトルして、絶対に避けて通れないネタが給食だ。みんなで同じものをつべこべ言わず食う。学校がまだ力を持っていた時代における食育を担っていたわけで、それは現代とは大きく異なる。当然ながら残してはならぬ。家では好き嫌いがまかり通っていても学校では許されないから、残酷な処罰は俺たち世代の原風景だろう。それにしてもわずか数十年で大きく変わったもので、俺たち世代が目指した教師の世界は現在はなく、ヒステリックな親たちとわがままなガキどもを気遣い調整しながら仕事に励んでいる。現場にいる同世代の友人による悲痛な叫びは、一時期教師を目指したことがある僕としては身につまされる現状である。えっ、なんの話だっけ? そうそう、給食だ!!

 

僕にとって給食は毎日の大きな楽しみだった。4時間目に漂ってくるいい香りに心ときめかせながら、何が出てくるのかを想像したから、4時間目の授業は集中できなかった。カレーシチューのようにわかりやすいのばかりでなく、想像に難しい香りだとヤキモキして授業への集中力はさらに下がる。と、悲喜こもごもの4時間目だった。

 

カレーシチューやソフト麺は当然ながら今回取り上げていて、東西の横綱だった。よく話題に上る鯨の竜田揚げも大好きで、僕はほとんどのメニューを喜んで頬張るガキだった。が、そんな僕でも苦手だったのが、豆をトマトで煮たなんちゃらビーンズというメニューだ。あれが出た時には「おう、まい、がっ」な気分になり、今日それまでを懸命に生きてきた価値すら否定された気になった。

 

給食の時間も鮮やかにフラッシュバックする。小学校生活では班という組織で机を並べて仲良く食った。その班ごとにおかわりが順番に巡り、前日の最終班の次が翌日の最初のお代わり班だった。カレーの香りがした日にそのトップだと思わずガッツポーズする4時間目だった。

 

今回のページに登場したミルメークなる小袋を僕は知らない。ライティングを担当したライター金子も知らないと書いている謎の袋だ。しかもミルメークの文字の下にはコーヒーと書かれているから、なんとコーヒー牛乳に変化するということなのだろうか。どうなっとるんじゃ。これがあったら、当時牛乳が苦手で公開処刑された友人も助かったかもしれないな、なんて約45年前の友を思い浮かべたのだった。きっとみなさんにも、給食にまつわる数々の思い出があることでしょう。そいつを探しに『昭和40年男』ワールドにカモン!!

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