『俺たちが惚れた 昭和の男たち』が快挙!?

昨日発売になった総集編は傑作だぞー。毎号買っている方でなかったら、この傑作は永久保存しておくべきだろう。そしてこれを巡っては、ネット内でタイトル通りのこんなことになっちまったよ。

 

扱い量はそれほどでないのだが、小心者の僕は発売直後のアマゾンランキングをついついのぞいてしまう。うれしいことに、先週末は男性ファッション・ライフスタイル誌のカテゴリーで写真のコンビが台風の目になっていた。もうちょっとで2冊がワンツーになるのではとワクワクしていたタイミングで、兄弟誌の『昭和50年男』のアマゾン取り扱い分が売り切れてしまい、プライムから外れるとみるみるランキングが落ちていった。発売日の翌々日のことだ。さらにその翌日、『昭和40年男』総集編シリーズの『俺たちが惚れた昭和の男たち』が、発売日より2日前に売れ切れてしまい、同じくプライムから外れた。この時点では書店はまだ売ることができないから、アマゾンでは2日間に渡って完全に撲殺されてしまった。こんな現象は、ウチの会社の本では初めての珍事だ。

 

現在両誌ともに送料がかかったり、価格が釣り上げられたりしている状況だ。そりゃあ、ランキングは低くなるってもんだ。うちの会社のオンラインショップは送料無料で販売しているし、書店さんではバリバリにナウ・オン・セール!! なので、ぜひご利用くだされ。それにしても便利な反面、上記のような珍事が起きてしまったり、まだまだ在庫がごまんとあって書店でも潤沢に置かれているにも関わらずプレミアがついたりする。摩訶不思議な現象ながら、リアルを利用しない方々によってマーケットが出来上がっているということだろう。

 

リアルとネットの比率は、書籍やCDなどに比べて雑誌はまだまだリアルの方が断然大きい。僕自身もリアルを好む昭和なおっさんながら、書籍はポチッとしてしまうことがある。極力しないようにはしているのだが、たまたま探し当ててこれは今すぐという時にはやはり便利である。が、雑誌となると話は別だ。僕は必ず中身を吟味してから買う。ビジネス街の大型書店では立ち読み客であふれていて、僕はこの光景がうれしくてならない。書店さんには申し訳ない話かもしれないが、立ち読みは文化だ。だからこそ、立ち読み客がついついレジへと運びたくなるような術をかけるようにと努力を繰り返している。僕は修行中の魔法使いなのさっ(笑)。

 

さて、そうは言っても今回の現象は正直悔しい。発売直後や、よりによって発売2日前に在庫が切れても再度仕入れてはいただけないのだ。販売機会の喪失ということなのだが、小さすぎる商いに対策を施しても無駄の方が多いのだろう。が、リアルな店舗では表紙を見た瞬間に「こいつは売れる」と追加注文を入れてくるところが多い。ネット通販で1位を獲得するよりも、発売直後のウチの事務さんが書店対応で慌てふためいている時の方が販売成績に影響する。つくづく、雑誌とはアナログな商売である。いいえ、決してやさぐれちゃいないのでご心配なく。

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