円高の寂しい夏休み。

楽しい夏休みの日々を過ごしているだろうか? それとも仕事だろうか? 今日はこの夏で、最も多くの人が休日を過ごしていることだろう。分散型が進んだとはいえ、やはり13〜15日は夏休みの中核であることは変わらない。

うちのオフィスがある浜松町は、羽田空港へとつながるモノレールの始発駅であり、東京タワーや増上寺といった観光スポットのある観光タウンである。例年この時期は家族旅行でにぎわいを見せる。そんな人の波を眺めていると、こちらまで楽しくなってくるのだが、今年は原発の影響だろうか、観光客が減っているように思える。ここ最近は中国人観光客が増えていたが、当然のことながら震災以降は激減している。そりゃーそうだよね。放射線がどんな状態かわからない場所に、わざわざ金と時間を使いになんか来たくない。日本全体で、外国人観光客による外貨収入が激減しているだろう。輸出しても円高である。今こそ海外旅行のチャンスとばかり旅行代理店ががんばるのはわかるが、なんとも寂しい気分になってしまう。このままでは根本のところで海外旅行に行けない日本になってしまうかもしれない。

この夏、休みたくもないのに休んでいる方がどれほど多いことだろう。日本の夏にとって最も幸せなはずの今日なのに、こんなことを考えてしまう昨今の浜松町界隈である。

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