雪国では「ミクロマンもつらいよ!」

昭和37年女、モモレンジャーこと編集部のまつざきです! 今日は、四方山話をひとつ(笑)

昨年のこと、青森の実家に帰省した際に、来年家を新築するから、この際いらないものは全部捨てるという母からの宣告が! 私や弟の子供時代の図画・工作、学校で使ったノートやら教科書、通信簿に卒業証書、バレエの発表会で着た衣装、昔遊んだゲームやラジカセその他諸々、捨てる捨てるどんどん捨てている(^-^; 歳をとって一気に断捨離モードに突入かぁ。もともと、なんとなく本人(私や弟)に気を遣って?惰性でしまい込んであった物ばかりで、まぁ、あまり物にこだわりのない母、私もその血をひく娘とあっては、特に思い入れのある物もなく…いや、待て! 「昔撮った8㎜のフィルムがあったでしょ…」恐る恐る母に聞く。母「捨てでまったんでねべが?」(訳:捨てちゃったんじゃないかな?)私「えーっ!!」…いくらなんでもそりゃないでしょうと、必死に探すこと1時間。あった、あった、あった!4本だけだったけど救出成功!(感涙)。そして、カメラ本体も奇跡的に残されていました。

母いわく、映写機がないから(とっくの昔に壊れてあえなく処分)フィルムがあっても観られないなら、そんな物はあってもしょうがない。母上!今は昔の8㎜フィルムだってデジタル化してテレビの画面で観られるのです!

東京に持ち帰り、早速DVDにしてくれる業者を探して委託するも、さすがに時間もお金も想定以上にかかることに驚く驚く(^-^; まぁ、思い出はお金には代えられませんからね。待つこと2ヶ月。出来上がってきた映像を観た時は自然と涙があふれました…。今は、簡単に動画が撮れるけど、45年前は一般家庭では動画を撮るには8㎜カメラくらいしかなく、それすらまだ誰もが持っているというほどは普及していませんでした。そんな昔の家族の姿を見ることができた時、それほど裕福だったわけでもない我が家で、「フジカシングル8」を買って映像を残してくれた亡き父には感謝しなければとあらためて思った昭和37年女です。

とはいえ、音声は無く、映像もとりとめのないものが多いのですが、唯一その時代を象徴するシーンがあったので切り取ってみました。なんと、ミクロマンを持って喜ぶ弟の姿が! しかも、父親も映っているので撮影したのはこの私ということです。

母の実家(五所川原市の祖父母宅)前でのほんのワンシーンですが、この頃ミクロマンが大好きだった弟のハイテンションぶりがなんとも言えません(笑)雪の上に突き刺して立てているのが雪国ならではですよね。ミクロマンもさぞ寒かろうに(笑)

ちなみに、制作してもらったDVDの原盤は母への誕生日のプレゼントにしたのですが、弟に様子を尋ねてみたところ、「それなりに」喜んで観ていたようだということでしたから、どこまでも我が母らしいというかなんというか…過去を振り返らない女、恐るべし(笑)

皆さま、今日は昭和37年女の四方山話におつき合いいただき、ありがとうございました。運動会などの映像もありましたので、「フジカシングル8」シリーズ第2弾もあるかもです!

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