“3”の素晴らしき世界。

3というのは物事の基本を形成する。何事も2では押し引きが構成要素だが、3になるとバランスが重要になって多彩な演出がされる。日本神話よりの三種の神器がもしも2つだったらこんなに盛り上がらない。それ以上あってもテンションが下がるだけだ。昭和の三種の神器としてテレビ、洗濯機、冷蔵庫。カラーテレビ、車、クーラーが新・三種の神器とされ3Cとも呼ばれた。3が持つ魅力がこんな言葉になり、日本の生活のレベルアップを加速させたのかもしれない。

 

ロックバンドも3人で形成できる。ドラム、ベース、そしてギターもしくはピアノで必要最低限にして十分な表現力を持つ。潔くてかっこいいじゃないか。ポリスやヘンドリックス、日本でもジョニー・ルイス&チャーなんてすごい連中が日本のロックシーンを引っ張った。僕らが企画やデザインを提案するときもABC案の3つを用意する。似たようなものでなく、それぞれの個性とバランスで構成しながらの高等テクニックを駆使して仕事を奪い取るのである(ホントか・笑)。ともかく3という数字には基本の基と魅力が込められているのだ。

 

初めて企画に携わった修行をさせていただいた会社は、社長が3の魅力を力説していた。そして社名の頭にその“三”をつけたのだと酔う度に語っていた。そうそう、最も似合う男が長嶋茂雄さんですな。

 

さて、今日の下げだ。写真をご覧いただければこの長い前振りがわかるだろう。そして、この写真でピンときたあなたは相当なキレンジャーですな。これはカレーのCoCO壱番屋、ココイチのサラダをオーダーすると出て来るドレッシングである。これを僕は下品なことに少しずつ3つとも使う。そんなことで庶民は幸せな気分を味わうのである。食品で3種の幸せといえば、我々世代にはふりかけでなかろうか。新品を開けるときはリッチな気分にさせてくれ食卓を彩った。が、イマイチバランスが悪かった。最初に無くなるのりたま、渋い魅力のたらこ、赤飯以外では用無しのごま塩と、いつもごま塩だけが残った容器があった。これは逆に貧相な気分にさせられるが、いつまでも残ったごま塩こそ僕の昭和の原風景だ。

 

 

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