質の高い睡眠とは ~快適な睡眠こそが健康の第一歩!の巻

寝ている時は幸せだ。いや、別に起きている時が何もかも不幸なわけではないが、寝ている時は煩わしいことに左右されないから幸せだ、と言うのが無難だろうか。

寝る時間を削って仕事をするのがエラいのか? 先進国の中でも、平均睡眠時間が短いと言われる日本だが、不眠症大国でもある。倒れてからでは遅いから、症状がある人は早めの対策を

そもそも寝ているのだから、リアルタイムで幸福感を感じているわけではなく、前述のような消去法的推測からそう思っているだけなのだが、そんなことはともかく、睡眠は人間が生きるためにはなくてはならない大切なものであることは子供でも知っている。何よりも、ぐっすりたっぷり寝た時は朝の目覚めが快適で爽快な気分で一日の仕事に向かうことできることがその大切さを教えてくれる。

かの英雄ナポレオンが1日3時間しか寝なかったというのが本当かどうか定かではないが、子供の頃にその話を聞いた時は「そんなことはあり得ない」と思ったことを覚えている。ところがどうだろう、大人になってみるとなんだかんだ5時間寝られればいいほう、睡眠3時間という日も珍しくないような日々を送っている人が結構いるのではないだろうか。

寝不足が続くと誰しも体調を崩しがちになるものだが、逆に少しくらいの体調不良なら、たっぷり寝るだけでも回復することを考えると、言うまでもないが健康と睡眠は切っても切れない関係というわけだ。満員電車で通勤していると、たまに立ったまま吊革にぶら下がるようにして、ほとんど寝ているような人を見かける。極度の睡眠不足に陥ると人間というのはどんな状況でも、身体は「寝ることが必要だ」と訴えているのだとつくづく感じる光景だ。

ところでその睡眠、あなたは足りていますか? たくさん寝ているのに目覚めが悪いということはありませんか? 寝つきが悪い、眠りが浅いなどの「睡眠障害」が近年とても増えていて、ある企業の調査によると5人に1人が悩まされているのだとか。ストレスや漠然とした不安などに起因するものも多いそうだが、ただでさえ短い睡眠時間を質の悪い状態のまま放置すると深刻な病気につながることもあるというから、自分の睡眠について今一度考えてみるのはどうだろう。

どうしたら質の良い睡眠が取れるのか?

昨今では、睡眠はその時間だけでなく「質」のよさも求められている。ある程度長い時間寝たとしても、それだけで十分ではないようなのだ。睡眠の「質」のよさを一言で言うなら、「夜中に目覚めることなく、朝快適に起きられる睡眠」ということだろうか。そういう睡眠を得るためにはどうすればいいのか?

すでにご存じの方も多いとは思うのだが、ご参考までに、以下にいくつか私が実践した、頑張らなくてもできることを記載しよう。

  • 寝る前にぬるめのお風呂にゆっくりつかる(シャワーだけ、はNG。最低でも15分くらいは湯舟につかる)
  • カフェインを取りすぎない(コーヒー好きの人も、夜はカフェインレスコーヒーに。最近はカフェインレスでもおいしいものがコンビニでも買える)
  • 白湯を飲む(身体を内側から温め、体温を上げてくれるので寝つきがよくなる)
  • アロマやヒーリング音楽などで、リラックスできる環境をつくる(アルファ波が出ると言われる音楽を小さめの音量で聴きながら寝る)
  • 枕やマットなど寝具を替えてみる(今の枕が自分に合っていないようなら、枕を取り替えるだけで睡眠の質が改善されることも)
  • それでもうまく眠れない日が続く時は、睡眠導入剤を飲む。などなど…

睡眠導入剤は、医療機関での受診(処方箋)が必要だが、どうしても眠れない時はやはり頼らざるを得ないので、あまり我慢せず、気楽に「眠れないのですが」と、相談してみては? その手の薬を服用するのは抵抗や不安がある、病院に行く時間がないという人には、市販の薬や、処方薬でも効き目の軽いものもあるので、そのあたりも含め医師や薬剤師に相談にのってもらうのがいいだろう。

仕事が忙しくて寝不足になり、寝不足になるからさらに仕事効率が下がる…という負のスパイラルに陥る前に、十分な睡眠時間そのものを確保するのが難しい人もぜひ、短い時間にせめて質の高い睡眠を取るための工夫、自分に合った方法を見つけて、ぜひその効果などをじゃんじゃんコメントしてほしい。

私自身、現在進行形で時々不眠に悩まされているのだが、放置せずになんらかの措置を取ることでかなり改善されていることを実感しているから!

「寝ている時が幸せ」というのは、いい睡眠が取れた時に自然と感じるものなのかもしれない。Have a good sleep.

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