カワサキの鈴鹿8耐が熱い。

ここのところバイクの話が続いてしまって恐縮だが、あまりにもうれしい発表があったのでお付き合いいただきたい。金曜より行われていた『東京モーターサイクルショー』は、大盛況のまま昨日幕を閉じた。祭り男の僕としては昨日の終了前に鳴り響く『蛍の光』が大嫌いだ。最高に楽しくてでっかいおもちゃを奪われてしまった気分を毎年味わう。同時に気持ちは来年に向き、目一杯暴れることを誓うのだ。

さて、前置きが長かった。最終日の昨日は国内ロードレースの最高峰クラス『JSB1000』と夏のビッグイベント『鈴鹿8耐』の記者会見&トークショーが開かれた。国内4メーカーのトップチームの監督とエースライダーが登壇し、それぞれの抱負を語った。

『JSB1000』に関しては、まず注目すべきはホンダがワークスを復活させて戦うことだ。本気でヤマハを倒しにいくことになる。ホンダレーシング=HRCを名乗ったチームは強くなくてはならない。それは同時に『鈴鹿8耐』もだ。期待でワクワクしている。

スズキはプライベートチームの『ヨシムラ』がトップチームとなる。昨日もここに書き綴った渡辺一樹選手とエース津田拓也選手は、実力ではトップクラスの2人だ。去年はニューマシンということで苦しみ抜いたセッティングも、今年はもう言い訳ができない。そのまんま期待へとつながる。カワサキはマシンの熟成がさらに進むだろうから、チームグリーン2年目となる渡辺一馬選手の真価が問われる年となる。

そしてやはり、本命はヤマハだろう。6年連続を目指したチャンピオンを去年逃した中須賀克行選手が、このオフシーズンを熱く語った。どこか甘さがあったのだと振り返り、トレーニングから見直してフィジカルを作り上げてきたそうだ。もともと強すぎるメンタル面でも敗れたことでハングリーさに拍車がかかることだろう。死角なしの大本命、変わらぬ絶対王者と感じさせた。

さてさて、本題である。昨日のこのステージでカワサキ以外のチームは『鈴鹿8耐』について多くは語らなかった。監督の中ではイメージされているだろうチーム体制を、まだこの段階では言えない。ここにカワサキは先手を打ったカタチで驚きのチーム体制を発表したのである。渡辺選手と外国人ライダー2人で臨むと言う。1人は去年一昨年と『鈴鹿8耐』で異次元の走りを見せたレオン・ハスラム選手。そしてもう1人がぬぁんと!!ワールドスーパーバイクで3年連続チャンピオンを獲得しているジョナサン・レイ選手が戦ってくれることになったのである、パチパチ。これは他の3チームに火をつけただろう。

てな訳で、今年の『鈴鹿8耐』はここ近年にないハイレベルな戦いになるはずだ。去年は『昭和40年男』読者が3人遊びに来てくれて、楽しい時間を過ごした。今年はもっとたくさんで応援したいものだ。ぜひっ!!

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2件のコメント

  1. あぁ楽しみですねぇ(^▽^)
    今年はどのチーム応援しようかな~(毎年違うチームを応援してる奴σ(^_^;)

    • 楽しみですね。ここまで高いレベルで拮抗している8耐は史上初です。

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