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フォレスタを知ってるかい?

2017 年 12 月 27 日 プロデューサー コメント

昨日はあるコーラスグループのコンサートに出かけてきた。僕風に言わせればライブなのだが、ベースがクラシックの彼らにはコンサートの方がしっくりくる。この秋から仕事をご一緒しているのだ。

 

 

男女混声の見事なハーモニーを聴かせるフォレスタというグループだ。唱歌や昭和の名曲を軸に、懐かしの映画音楽や洋楽に加え得意のクラシック数曲をここぞというところで聞かせるライブ、いやコンサートはじつに見事である。我々世代では知っている方は少ないと思うが、ご高齢の方々の絶大な支持を受けていて全国津々浦々で年間100本近いコンサートを開催し、10万人以上を集める。昨日は今年の千秋楽で、新宿が誇る高級ホテルセンチュリーのホールがその会場だった。お年寄りのお客さんが多いから、ディナーショーならぬランチショーだ。1時開場で食事を楽しんだ後、3時よりコンサートとなる。通常は2部構成で休憩を挟んでの2時間ほどなのだが、昨日はお客さんとのふれあいがテーマで4部構成と言っていいだろう。こんな形式のコンサートがこの世にあるのかとの驚愕の内容だった。

 

 

まず第1部は歌が披露された。ここまではいつも通りだが、この後の第2部ではメンバー15人が客席をめぐる。20以上ある丸テーブルを回り、一緒に写真を撮り、会話を楽しむ。「な、な、なんなんだこのサービスっぷりは」とこの光景に驚く僕の前を、メンバーたちがあたり前のように通り過ぎていく。40分の大サービスが終わると歌で第3部が始まる。ここでもサービス精神はとどまらない。食事中にリクエストを募り、男子バリトン、テノール、女子、混声の4部門でのトップリクエスト曲を歌いあげていく。さらにアンコールは『第9』で僕を泣かした。これでめでたしめでたしのはずが、まさかの第4部があったのだ。

 

 

MCの方が「みなさんをお見送りします」と言う。披露宴じゃあるまいしと思ったが、この通りで、上野動物園のパンダ舎を思い起こすような客たちの牛歩ぶりがおもしろい。握手しながら一人ひとりに声をかけている姿に、最近涙腺が故障しているおっさんに涙が流れないはずはがない。ここに偽りのない真心があるのが、これまでの彼らとの関わりでわかっているからなおさら泣けてくる。結局この牛歩は小1時間続き、歌い終わったばかりのメンバーたちはずっと笑顔を絶やさなかった。僕の涙も絶えなかったとさ。

 

 

 

 

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