涙にくれるキレンジャー。

ゴレンジャーで始まった戦隊シリーズが今年35周年だそうですな。だからというわけでないのですが、俺ったらキレンジャーっす。カレーは国民色ともいえる存在ですから、日本男児のほとんどがキレンジャーかな(!?)。

実家ではS&Bのゴールデンカレーを好んで使っていた。とくにギミックなし。今もそうだけど、市販のカレールーを使うときはグチャグチャ考えない方がいいね。最近凝っているのは『昭和40年男』のVol3、去年の夏号で僕が開発したインド風カレーで、掲載した後も改良(現在のはクミンとコリアンダーが少し増えた)を重ねながら熟成のレシピとなっている。インドカレーの文字につられて何件かの店に入ったが、僕のよりうまい店は存在しない(えっへん)。今度のお休みにでも、ぜひトライしてみてください。もうひとつ、タイ風といえばいいいのかな? ココナッツミルクが入ったヤツも好んで食べる。ちょっとアジアな気分になれるのがいいね。

昨日のラブ・ジ・アースミーティングで知ったのだが、鳥取県が一人あたりカレー消費量日本一なんですと。親近感が湧くなあ。だってね、僕の年間食事回数ランキング1位はずぇったいにカレー関連料理ですから。そんな鳥取県の土地柄か、昨日のイベントでは驚愕のカレー焼きそばなるメニューを引っさげた出店があった。イベント中にずっといい香りを漂わせ、キレンジャーな僕のお腹は鳴りっ放しだったのだ。みんなおいしそうに食べてたなあ。食べたかったなあ、残念。

僕の中での、数あるカレー料理ランキングの上位がここまで登場した、インド風、タイ風、そして、ギミックなしの市販カレールーを使ったお家カレーが占めるが、もうひとつ、これらと肩を並べるのがそば屋のカレーですな。ズバリ、カレーそばです。カレー丼も捨て難いし、いわゆるそば屋のカレーライスもいいっす。でもね、人類は麺類であるわけで、その中でも1、2を争うほど好きなのがそば。つまり、僕にとってカレーそばは奇跡のメニューです(大興奮)。オフィスのある浜松町によく通うそば屋が3件あるけど、そのうちのひとつではカレーそばしか食べないほど。カレーそばは鳥と豚、長ネギとタマネギという具の好みと、もちろんおつゆの魅力で決まる。こういっちゃ身も蓋もないが、カレーそばに麺のクオリティなんざ求めない。猫舌の僕であるから、最後の方はどうせノビノビになってしまうので、とにかくおつゆである(そばやさんゴメンナサイ)。

そんな週に1度は必ず行く“カレーそば屋”であるが、ある日珍しく臨時休業になっていた。ちなみにここは豚肉と長ネギを使っているが、この組み合わせはわりと少ない。スープが絶品で、一度もりそばも食べたが、ここは明らかにもりの店じゃない(笑)。臨時休業にトボトボと別の老舗そば屋に行き、ここはもりが絶品なのだがカレーそばを頼んだ。その日の昼はもう“カレーそばモード”になっていたのだから仕方ない。こっちは鳥肉の皮を取り除いた胸肉とタマネギの組み合わせで、十分うまいのだが少々お上品すぎる。翌々日、懲りずに“カレーそば屋”に行くとガーン、臨時休業の張り紙が閉店の挨拶に変わっているじゃないのー。号泣っす。これから僕はどうやって生きていけばいいの? 涙に暮れるキレンジャーを救ってくれるカレーそば屋は、この街にはないのである。

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2件のコメント

  1. カレー蕎麦って、あまりなじみがありませんでした
    でもどん兵衛のカレー南蛮蕎麦はそこそこ美味しかったので相性は悪くないのかもしれないですね(^^)
    蕎麦だと自分は開田高原の とうじそば ってのも好きですよ。蕎麦をしゃぶしゃぶして食べます
    カレー&麺だと、発祥の地ではありませんが、CoCo壱が愛知県内でカレーラーメン専門店をやってるので、東海道徒歩の旅がそろそろ愛知県に入るのでお試しください(^^)

    • どっひゃー、そばをしゃぶしゃぶですかー。食べたいなあ。カレーラーメンは旅の楽しみができました。情報ありがとうございました。

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